概要
オンライン授業で使える助数詞の練習を紹介します、トランプを使った簡単なアクティビティです。1対1のレッスンでも、1対多数のレッスンでも使えます。
オンライン授業の設定としては、スカイプなどのビデオ会議ツールを使用している同期型授業を想定しています。
準備物
トランプカード1セット
実施方法
助数詞は、〜匹、〜本、〜枚、などある程度の種類がすでに導入されているものとします。
① 学生を一人指名して、好きな数を言ってもらう
学生を一人指名して、好きな数を言ってもらいましょう。学生が「3枚」と言ったら、教師はカードの山から3枚のトランプカードをとります。
できればきちんと「3枚お願いします。」と言わせるとよいです。
② 取ったカードのうち、一枚を学生に見せる。
取ったカードのうち、一枚目の数字を学生に見せます。学生は、そのカードに出た数字と助数詞を使って、文を作ります。ただし、前の人と違う助数詞を使わなければいけません。
例)カードの数字が5だった場合
学生A: 「犬が5匹います。」
学生B:「うちに 漫画の本が5冊あります。」
学生C:「ジュースが5本あります。」
学習者の人数に合わせて、全員にそれぞれ文を言わせるのか、数人を当てて言わせるのか、調整してください。
③一通り終わったら、手持ちの2枚目のカードをめくる
一通り終わったら、手持ちの2枚目のカードをめくって学習者に見せます。2枚目のカードが「2」だった場合、1枚目のカードと合わせた数字で文を作ってもらいます。
- 1枚目のカードの数字:5
- 2枚目のカードの数字:2
- 合わせた数字:7
文作成例)
学生A:「ベルトが7本あります。」
学生B:「ワインを7杯飲みました。」
学生C:「キャンディが7つあります。」
④同様にして、3枚目のカードをめくる
文を作り終わったら、同様にして、3枚目のカードをめくります。3回目なので、1〜3枚目のカードを全てめくって足した数で文を作ることになります。
ポイント
最初に学生に指定してもらうカード枚数ですが、数が多いと大変になります。その場合は、最初に1〜5など、指定できる枚数を制限するといいでしょう。
「○○さん、1〜5の中で、好きな数字を言ってください。」などと言って選んでもらいましょう。
カードを足した数がどんどん多くなってくると、「え〜犬が26匹!たくさんいますね!」などというコメントが出たりして、おもしろいですよ。