こちらの記事は2021年にJamboardの活用例もご紹介しましたが、現在それ以外にツールを使った活動へと編集して公開しています。
部首のパーツを用意しておき、適切なものを組み合わせて漢字を作るゲームは、よく耳にすることの多い活動アイデアです。パズルのような感覚でできるので、面白いですよね。
今回は、そんな活動を同期型オンライン授業で実施する方法をご紹介します。パソコンの画面上で部首のパーツを見せ、組み合わせたりクイズ形式にしたりしながら、覚えることができます。
部首を組み立てて漢字を完成
実際に学生と会って行う対面式の授業であれば、以下のような市販の部首カードを使って、へんとつくりを組み合わせるという活動ができます。
これを実際にオンラインで行う場合はカードが使えませんが、どうなるんでしょうか。
Googleスライド上でカードを組み立てる
Zoomや Google Meetなどのウェブ会議システムを使ったオンライン授業で、学生と同じ画面を共有してコラボするのにGoogleスライドやPadletのSandboxが便利です。
Googleスライドを漢字学習に使う
これを利用し、まずスライド上に様々なへんとつくりの画像カードを置いて準備しておきます。

学生にもスライドの編集用リンクをシェアすると、学生もこれらの画像をマウスや指で動かすことができます。
パーツの大きさも自由自在に変更できる点は、紙のカードより楽!
下の画像のように色がつく場合は、誰か他の人がその画像カードを触っているということです。

パーツを動かして、パズルを完成させます。
必要に応じて、ヒントを与えてもいいでしょう。
Googleスライドでは、テキストボックスや矢印を付け足すことができます。
漢字の組み合わせを作ってからも、読み方や単語を付け足しながら応用することがができます。

へんとつくりの画像カードは、マイクロソフトから以下のような漢字の部首テンプレートが無料でダウンロードできるので、それを使わせてもらうと楽だと思います。ただしフォントが明朝体なので、気になる方は自分で文字カードを作った方がいいと思います。次の章で具体的な作り方をお見せします。
部首カードってどうやって作るの?
無料ダウンロードできます!
部首カード、作り方がよくわからない💦
自分で作るの、ちょっと面倒臭い😅
そうお考えの方もいるかもしれませんが、それは大いに納得!出来る限り教材準備の時間は減らしたいですよね。
Mikke!から以下の画像を無料で配布しますので、使えるものがあれば是非ご自由にダウンロードしてお使いください。




































この中に欲しい部首カードがない💦
でもやっぱり「上記の画像の中にほしい部首カードがない!」という場合は、やっぱりご自分で作っていただくのがいいかと思います。
以下の動画でibispaint(アイビスペイント)というiPadアプリを使った部首カードの作り方を紹介しています。タブレットをお持ちの方はぜひ作ってみてください。
その他、アイビスペイントを使った活動も参考にどうぞ。
【ibispaintで手書きメニューを作る】
【ibispaintでインフォメーションギャップのワークシートを作る】
おすすめリスト一覧まとめ
その他オンラインで使える漢字ゲーム一覧
今回はオンライン授業で使える漢字アクティビティの1つとして部首組み合わせクイズを紹介しましたが、他にも漢字一部隠しゲームなど、オンラインレッスンで漢字を教える際に使える活動のリストが以下から見られます。
参考情報
本活動は『オンライン授業で使える日本語活動集90』の「活動66」に含まれています。
本書籍にはこのようなオンライン授業内外で使える活動がたっぷり入っていますので、ぜひ一緒にチェックしてみてください。