初級2

【どういう意味】禁止形・命令形マークで話す活動

「それはどういう意味ですか?」
「これは〜という意味です」

という会話の練習をするために使えるアクティビティです。

禁止形・命令形を一緒に使うので、その確認にもなります。

絵を描いて行う簡単な活動ですので、年少者教育にも。

禁止形・命令形マークで話す活動

基本的な流れは、学習者に自分たちで禁止マークや命令マークを作ってもらい、その意味を聞いて回るという活動です。

聞いて回る時には、以下のような会話で行います。

S1: それは、どう言う意味ですか。

S2: これは、ここで料理をするなという意味です。

S1: そうですか。ありがとうございます。

禁止形・命令形を学習してから少し日が経っている...という場合は、まずそれらの復習から入るといいかもしれません。

禁止形で使える活動はこちら

https://edujapa.com/mikke/grammar_meirei/

命令形で使える活動はこちら

https://edujapa.com/mikke/grammar_meirei-2/

準備物

白い紙(大きさは何でもいいです)を1人1枚

いろいろな色が入っているカラーペン

導入方法

①お手本を見せる

まずは1枚、先生がお手本をとして書いたものを学習者に見せます。

禁止形マーク(どう言う意味ですか)のアクティビティ活動イラスト

T: 私はこんなマークを書きました。みなさん、意味がわかりませんから、聞いてください。

S:それは、どういう意味ですか。

T:これは、ここで話すなという意味です。

S:そうですか。ありがとうございます。

② 学習者にマークを書いてもらう

お手本で先生が使ったようなマークを、学習者にもそれぞれ描いてもらいます。

禁止形マーク(どう言う意味ですか)のアクティビティ活動イラスト

5分以内で書いてくださいね〜!と時間制限を設けておかないと、延々と描き続ける人が出てくるので注意です。

だいたい描き終わったようであれば、もう一度会話例を見せて、クラス活動に移ります。

③クラス活動に移る

クラス活動を始める前に、もう1枚だけ、先ほどとは別のイラストを使って、S1-S2でお手本を見せてもらいます。

禁止形マーク(どう言う意味ですか)のアクティビティ活動イラスト

S1: それは、どういう意味ですか。

S2: これは、ここでダンスをするなという意味です。

S1: そうですか。わかりました。

終わったら、「S1さんは、次、S3さんと話したり、S4さんと話したりします」とペアではなくクラス全体で行う活動であると示します。

これで学習者も何をするかがわかると思うので、あとは「クラスメイトに聞いてみましょう!」と言って、各自自分の描いたイラストを手に教室を歩き回って、たくさんの人と上記の会話をさせます。

この時も、「5分間いろいろな人と話します!」と決めたり、「必ず5人と話しましょう」と制限を設けるとダラダラッとしなくていいかもしれません。

まとめ

簡単なアクティビティですが、自分で創作するというところで「これは日本語で何と言えばいいんだろう」と考えるいいきっかけにもなります。

また、イラストを描く際には、太さがしっかり出せるこんなカラーペンも便利です。クラスに常備しておくと、さっと他の活動に使えることもあるので、重宝します

今回のように「絵を描いて話す」というアクティビティは、学習者のオリジナリティ溢れ、学習者の新たな一面を発見することもあります。

ぜひ取り入れてみてください。