体の特徴を表す際に使う「〜は〜が」の文型を練習する際に使えるアクティビティです。体の語彙や「長い、短い、くろい、たかい、ひくい」などの語彙を全て導入した後、文型定着を図るための活動として導入してみてください。
【〜は〜が/体の特徴】変な絵が出来あがっちゃうかも?
特徴のある人物絵カードを用意しておき、1人が絵カードに書かれた人物を描写して説明します。パートナーはそれを聞いて、絵を描いていきます。描き終わったら、元の絵カードを見せて、どのぐらい再現できているかをチェックするという教室活動です。
しっかり再現するのは結構難しいですが、絵を描く側も「顔は四角いですか?」など質問ができて、説明する側だけでなく双方の練習になる活動です。
準備物
絵を描く用の白紙
特徴のある人物の絵カード
導入手順
① ペアに絵カード配布
1人一枚絵カードを持つようにし、お互いに見せないように!と伝えておきます。
時間も、「1人4分ずつです」などと予め決めておくといいと思います。
② 1人が描写
ペアのうち、1人がまず絵カードを見ながら人物を描写します。
S1:「この人は顔が大きいです。それから、手が長いです。」
ペアのもう1人は、その説明だけを頼りに絵を描いていきます。もしわからないところがあれば、質問をして更に情報を得ることもできます。
S2:「顔はしかくいですか?まるいですか?」
S1:「う〜ん、まるいです。」
こうして、元の絵にできるだけ近い絵が再現できるように細かく描写したり質問したりします。
③ 絵を見せて確認
最初に設定していた時間が経ったら、教師の掛け声でストップしてもらい、オリジナルの絵カードと説明をもとに描かれた絵を比べてみます。
よく似通った絵が描けていれば、みんなの前で「上手にかけました!」と紹介してあげてもいいと思います。
④ 交代
次は、役割を交代し、説明する人と絵を描く人が逆になります。そして①〜③を繰り返します。
活動に背景をつける
口頭練習のために使える活動ですが、この活動にもう少しリアリティを持たせるために、以下のような背景をつけるのはどうでしょうか。
事件が起こりました!
目撃者が1人いて、その人は犯人のイメージを覚えています。このカードは、犯人のイメージです。あなたのパートナーは警察です。
警察にどんな人だったのか、説明してみましょう。できるだけ本物に近く再現できるようにがんばりましょう。
言い方はいろいろあると思いますが、イラストを用意したりして活動前にちょっとしたシナリオをつけると、楽しんで取り組んでくれます。