概要
「ホウキで掃いている音」「食器を洗っている音」「ワインを注いでいる音」などの効果音を聞いてもらい、「この人は、〜しているようです」と推測してもらう活動です。
効果音はどこから持ってくればいいのか、無料の素材サイトも紹介しています。
準備物
効果音の素材
効果音というのは、例えば、こんな音です。
これは「ホウキで掃いている音」です。生活音などを集めたサイト(無料素材、商用利用可能)などは調べるとたくさん出てくるので、こちらでは一例を紹介します。
効果音おすすめ素材サイト
これらのサイトから使えそうな効果音を選んでおき、ダウンロードしておきます。
ダウンロードすると、1つ1つの音源として保存されます。もしまとめて1つの音源にしたい場合は、Audacityなどのソフトを使って、連結するといいと思います。
実施方法
音源を用意しておきます。そして活動への導入をします。
T:「アパートに住んでいると、時々隣の人の音が聞こえますね。こんな音が聞こえますよ。何をしているんでしょうか。」
音源を1つ目から順番にかけて、何をしているのか推測してもらいます。ワークシートやノートを準備し、学習者には答えを書いてもらいます。
- 最初から最後まで一通り音声をかける(様子をみて少しずつ止めながら)
- 学習者は各自推測して、「そうじをしているようです」などと書く
- 音源をもう一度聞いて、今度は1つずつ止めながらそれぞれの文をしっかり確認する
例えば、以下の音源では次のような文になります。
語彙が足りない場合は、ここで付け足してあげるのもいいかもしれません。
応用練習
上記のように音源を聞いて「〜ようです」の使い方を練習するだけでもいい確認になりますが、その後さらに発展させて、ペアで会話作成をしてもらうのもいいかもしれません。
「友達が自分の家に来たが、隣からいろいろな音が聞こえるのでそれについて会話をする」という設定を導入しておきます。そして、先ほど書いた文を使って、もう一言コメントを足して会話を作ります。
<コップを割った音>
A: 「あ、コップを割ってしまったようですね。」
B:「わ、大変そうですね。」
それぞれの音源で異なるコメントや簡単なセリフを考えて付け足してもらいます。こうすることで、書いて確認するだけではなく、会話の練習へとつなげることができます。
最後には、もう一度効果音をかけて、何組かに作った会話を披露してもらうのもいいですね。