「<期間>に〜回」を練習するためのアクティビティです。カードをめくり、そこに書いてある質問を相手にしていくというシンプルな活動です。
【期間に〜回】カードめくりで会話を楽しむ
今回はわいわい盛り上がるゲーム!というわけではありませんが、カードをめくりながらお互いにゆっくり質問をしていく、会話スタイルの活動になります。
じっくり取り組める活動なので、文型導入後の早い段階で導入して定着を図ることが可能です。
準備物
■質問カード
「一週間に何冊本を読みますか?」などの質問が書いてあるカードです。こちらからサンプルがダウンロードできます。
実施方法
① グループにわけ、カードセットを配布
学生を1つ3−4人のグループに分け、カードセットを配布します。カードは一つの山にまとめて、裏返してグループの真ん中においてもらいます。
この時に、「カードはまだ見ないでくださいね!」と伝えておきます。
② お手本を見せる
T:「グループで一人、カードをとります。質問を読んで、グループメンバーみんなにきいてください。」
そういってカードを1枚取り、そこに書いてある質問をよみあげます。
T:「一日にどのぐらいゲームをしますか?Aさんは?」
A:「3時間ぐらいです。」
B:「全然しません。」
C:「一日に5時間します。」
T:「5時間ですか!多いですね。」
C:「はい、最近新しいゲームが出ましたから...。」
このように、カードをめくってグループメンバー全員に同じ質問をします。一人一人が答え終わったら、次の人が同様にカードをひき、全員に質問をするというスタイルです。
T:「じゃぁ、次はAさんの番です。カードをひいて、友達に質問してください。」
③グループワーク開始
この時、自然とリアクションが生じ話が盛り上がるクラスやグループもありますが、中には淡々と質問に答えるだけのクラスも出てくることがあります。
そういう場合は、全員が答えた後で、必ず一人一つ何かフォローアップの質問をすることなどをルールに入れておくといいです。
例)カード:一年に何回旅行にいきますか。
A:「一年に何回旅行に行きいますか。」
B:「私は一年に三回ぐらい行きます。」
C:「そうですか、今までどんなところに行きましたか?」
B:「そうですね〜、ブラジル、イタリア、スペインに行きました。」
A:「いろいろ行きましたね。」
④時間まで続ける
このような形でカードがなくなるまで、または時間切れまで続けます。取り立てて勝敗がつくゲームではありませんが、どちらかというと会話を楽しみながらこの文型を定着させる活動となります。
応用してみる
グループでカードをもとに話し合うだけでも十分ですが、最後に少しまとめの活動をいれてもいいと思います。その場合は、各質問で一番多かった人の名前と回数/時間をグループワークの時にメモしておいてもらいます。
リサ:一週間に35時間勉強する
ファル:一ヶ月に十回スーパーに行く
なみ:一日に一冊本を読む など
そして一通り終わったら、誰が一番多かったのかを聞いていきます。教師はカードをめくりながら以下のように聞いていきます。
T:「最初の質問は、「一週間に何時間勉強しますか?」です。グループ1で一番多かったのは?」
S1:「リサさんです。リサさんは、一週間に35時間勉強します。」
T:「そうですか。グループ2は?」
S2:「メイさんです。メイさんは一週間に30時間勉強します。」
同様に、他の質問もグループ内で一番回数・時間が多かった人を聞いて活動終了となります。