単調になりがちな比較の文型を練習する際に使えるアクティビティを紹介します。アクティブ・ラーニングの書籍からヒントをいただきました。
身近なもので比較の練習をアクティブラーニングに
比較級の練習をするのに、「りんごとバナナ、どちらの方が好きですか」なんて言われてもいまいちピンとこなかったり、ちょっとつまらないと感じる人も多いはず。
それをもう少し身近なものに変えることで、アクティブな活動にしてみましょう!
準備物
今回はアメリカの州を使用。サンプルスライドは以下からダウンロード可能です。
方法
「考える」ことで興味が引き出されるので、簡単にわかってしまう明らかな事柄よりも「ん?これはどっちだろう?」と気になる項目を用意します。
以下は、アメリカの日本語クラスで導入した例です。
アメリカの州の大きさを比較
アメリカの州をいくつか選んで、同じ大きさで提示されたスライドを1枚用意します。
これらの州を面積が大きい順に、話し合って並べ替えてもらうという作業です。
まずは州の名前、形から判断できるかな?ということで確認。
あとはペアやグループで「カンザスはオクラホマより大きいと思います...」などと話し合ってもらいます。
最終的にグループやペアで1つの結論へと持っていき、時間に余裕があれば他のグループとどんな結論になったのかを話し合います。
最後に答えを提示。スライドでアニメーションを使いながら提示すると、いいでしょう。
答えを確認する時にも、「○○さん、次は...?」と、何人かに質問しながらアニメーションを出していくことで、「インディアナはカリフォルニアより小さいと思います」など発話の機会をさらに与えることができます。
参考書籍
今回はこちらの書籍のp.83からアイディアをいただき、実行してみました。他にもたくさんのアクティブ・ラーニングのアイディアが掲載されていますので、おすすめです!
この書籍の中身を少しみてみる?