「そこに何がありますか?」「図書館があります」といった簡単なやりとりが行えるアクティビティです。さくっと席替えしたい時にも使えます。
【〜に〜があります】自分の席を探せ!
絵カードの同じものを2枚ずつ用意しておき、クラスの半分に絵カードを持たせておきます。絵カードを持った人は一旦クラスの外に出てもらって.....と、少し動きのあるアクティビティです。
準備物
■対になった名詞の絵カード
サンプルワークシートがダウンロードできますので、見てみてください。
サンプルワークシート(PDF)
実施方法
①絵カードをクラスの半分の学生に渡す
ランダムに選んだ学生に、ペアになっている絵カードの1つをそれぞれ渡しておきます。
例えば、「デパート」の絵カードが2枚あるので、そのうち1枚を渡します。他の種類の絵カードも同様に、同じ絵柄のうち1枚を学生に渡します。
② 絵カードをもらった学生は教室の外に出る
絵カードをもらった学生には、一旦クラスの外に出てもらいます。こうすると、残りの半分の学生がクラスの中に残っていることになります。また、外に出た学生の席は空いているということになります。
対になる絵カードが教師の手元に残っているはずなので、外に出た学生の席の上に、絵柄が見えないように伏せた状態で残りの絵カードをランダムに置いていきます。
この時、クラス内に残っている学生は、自分の周囲に置かれている絵カードの絵柄を見て、言葉を確認します。
③ 外にいた学生は中に戻ってくる
外にいる学生を教室にまた呼び戻し、その際に自分のカードの絵と同じ絵の座席を他の学生から聞き出して探すように指示をします。
ここで教師も絵カードを1枚持って、一度お手本を見せるといいです。
教師は絵カードが伏せておいてある机の近くに行き、近くにいるS1(ずっとクラスに残っていた人)に聞きます。
T:「S1さん、そこに銀行がありますか?」
S1:「いいえ、ここに交番がありますよ。」
T:「そうですか。」
T:「先生のカードは銀行です。交番じゃありません。」そう言いながら歩いてまた別の机の近くに行き、
T:「S2さん、そこに銀行がありますか?」
S2:「はい、ここに銀行がありますよ。」
T:「そうですか!」
そういって教師は銀行の絵柄が置かれていた机に腰を下ろします。
④学生が始める
例のように、外にいた学生は、中に残っていた学生に「そこに〜がありますか?」と聞き回って、自分の座席を探します。
文型練習のためだけではなく、単語の確認や座席の交代をする時にも導入できるアクティビティです。
参考
その他の活動もぜひご覧ください。
- 〜があります
- 〜に〜があります
- 〜は〜にあります
の活動案や使える教材なども以下の記事から見ることができます。