概要
白地図を使いながら、パートナーと一緒にお互いの出身地について質問するアクティビティです。
「〜は〜にあります」の練習項目として使えます。
準備物
白地図(学生の出身地域がのっているもの。日本でもいいし、世界でもいいし、国ごとでもいいです)。
ACイラストで、「白地図」と検索すると各国の白地図が出てくるのでおすすめです。
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イラストが多いので、絵教材をよく使う先生は登録する価値ありです👍
そこから白地図をダウンロードして印刷。
紙一枚だと少し薄いので、裏に色画用紙を付け足しました。
実施方法
①ペアを作り、ペアに一枚または1人一枚に白地図を配ります。
②先生と学生で会話例の例を演じて見せます。
T: 「〜さんは、どこからきましたか?」
S:「アメリカのニューヨークから きました。」
T: 「そうですか。ニューヨークは、どこにありますか。」
S:「ここにあります。(白地図を指差しながら)」
T: 「そうですか。大きいですか?小さいですか?なにが有名ですか?」(何かその国や地域に関する質問をする。)
③ペアになって上記の会話を各自練習させます。
④一通り終わったらいくつかのペアを選んで、前に出て発表してもらうなどします。(書画カメラがあれば、白地図を出して指さしをしながらやると、いいと思います)
ポイント
白地図の準備
いろいろな国籍の人が集まっているクラスでは、世界地図を用意した方がいいと思います。
また、白地図は指をさすために使うだけなので、学生に配布してしまわないで終わったら回収しておけば他のアクティビティなどでも使えると思います。
ちょっとした小道具も大切
白地図を印刷して使うだけなので、そんな大層なアクティビティではないんですが
こういうちょっとした小道具でも「わぁ〜!」って喜んでくれたりするので、導入する価値ありだと思います😄
あとは、早く終わってしまったペアなどが退屈せずに白地図を使って何か話していたりするので、そういう利点もありますね。
オンライン授業に取り入れる場合
方法1:Google Mapを使う
オンライン授業でこの活動を行う場合は、白地図の画像を各自が手元で見せることが難しいので、Google Mapを使うといいと思います。
- 学生をペアにする(ブレイクアウトルームなどの機能を使用)
- 一人が説明する時に、Google Mapを画面に表示して画面共有をして自地図を見せます。
- 相手はそれを見ながら質問をします。
知らない建物が出てきた時などは、さっとネット検索で見せられる点は便利です。
方法2:Padletを使う
Google Mapではなく、Padletを使うと、学習者全員が1つの地図にそれぞれピンを立てることができます。
実際に話した内容を書き込んでもらうことも可能ですが、日本語のタイプに慣れていない場合や、Padletを初めて使う場合は無駄な時間が生じてしまうので、おすすめしません。
普段から日本語でタイプをしている、Padletも何度かクラスで使用したことがある、という場合はスムーズにできると思いますので、導入を検討してみるといいでしょう。
- 各ペアで質問しあいながらピンを置く
- 全体で集まった時には教師が地図上のピンをランダムに1つ選ぶ
- そのピンを立てたペアにもう一度会話をしてもらい確認する
などの方法でまとめることができます。
Padletの使い方は、こちらの記事でも詳しく説明しています。
また、今回のアクティビティは「〜は〜にあります」の練習ができる活動になっています。その他の「〜あります」の活動一覧も以下から読めます。