オンライン授業

【オンライン授業】Googleスライドで頻度の副詞アクティビティ

こちらの記事は2021年にJamboardを使用した活動としてご紹介しましたが、現在Googleスライドを使った活動へと編集して公開しています。

「いつも、ときどき、あまり、ぜんぜん....」などの頻度の副詞をオンライン授業で練習する時に使える活動を紹介します。

個別レッスンでも使えますし、クラス単位のグループ活動でも使えます。

【オンライン授業】頻度の副詞アクティビティ

今回は絵カードを動かして、頻度の副詞を練習するためのアクティビティを紹介します。

この記事を読むと、

  • 上記のようなスライドの詳しい作り方
  • アクティビティの実施方法

がわかります。

サンプルのGoogleスライドがダウンロードできるようになっています。解説を見ながらやってみてください。

準備方法

Googleスライドで背景を準備する

固定するための背景を準備

分類するための背景を、デザインとして作っておきます。

今回はCanvaを使って作りましたが、PadletのSandboxで作ると、そのままSnadbox上でアクティビティもすることができます。

学習者に名前を書いてもらうスペースは、背景に組み込まずに後でテキストボックスで追加します。

Googleスライドに背景として挿入する

今度は、Googleスライドに行って先ほど作成した背景を埋め込みます。

Gogleスライドに背景を埋め込む方法はこちらの動画でも解説しています。

絵カードを重ねて置いておく

動詞の絵カードを1つのグループに入る人数分、それぞれ下の方に重ねて並べておきます。

この場合は、1つのグループに3人入ることを想定しているので、1つの絵柄につき3枚ずつ重ねて配置してあります。

そうすると、他の人が1つの絵カードを取ってしまっても同じ絵柄が残っているので、自分も使えます。

グループ分のスライドを複製する

1つ、元になるスライドを作ったら、あとはそれを右クリックから「スライドのコピーを作成」を押し、クラスのグループ分だけ同じスライドを複製します。

シェア権限を確認する

ここまできたら、スライド自体の準備は完了です。

あとは、右上にある「共有」ボタンを押して、学生とこのボードをシェアできる状態にしておきます。

共有権限の変更方法

「リンクを取得」の下のところにある「変更」を押します。

すると共有できるリンクが出てきますが、ここで右端にある「編集者」を選択するのを忘れないようにしてください

あとは、「リンクをコピー」を押して、学習者にこのGoogleスライドのURLを渡せばOKです。

実施方法

グループを作る

1対1ではなく、クラス全体で行う場合は三人1組みのグループを作ります。

Web会議システムを使ったオンライン授業であれば、ブレイクアウトルームや小会議室などの機能を用いるといいでしょう。

そして、クラス全員に先ほどの共有リンクをシェアします。(全員同じものを持つことになります。)

「グループ3はスライド3」というように各自自分のグループ番号のスライド上でアクティビティを行います。

各自カードを並べる

まずは四角の中に名前を書き入れ、あとは各自それぞれの動詞のアクティビティを自分はどの頻度で行うのか、カードを該当する頻度のところに動かします。

この時、まだ動詞を完全に覚えていなければ、絵カードを動かす時に動詞を声に出して読み上げ確認するのもいいと思います。

文を作って確認

一通りカードを置き終わったら、それぞれ文の形で言っていきます。

  • Person1: ときどき、あさごはんを食べます。
  • Person2: あまり、運動しません。
  • Person3: ぜんぜんテレビを見ません。

このように、どんどん順番に絵カードに副詞を足した文を言っていくという活動です。

応用してみる

基本的にはパーツを動かして文を作成する活動ができますが、応用することも可能です。

QA形式にしてカードを配置する

上で説明した方法は、各自自分のエリアに絵カードを置いていくパターンですが、これをグループ内でQA形式にして配置していくことも可能です。

Jessica: Brianさんは、よくテレビを見ますか。

Brian: いいえ、あまり見ません。

→Jessica:「テレビを見る」絵カードをBrianの「あまり」の欄に動かす。

このときに、答えによっては「どんなテレビ?」「何時?」など追加の質問をしてもらうこともできます。

書かせてみる

作った文を、テキストボックスの機能を使って、書いて確認することもできます。

Googleスライドには付箋機能がないのでテキストボックス機能を使いますが、Sandboxであれば付箋機能があるので、大変便利です。(画像もSandboxの方が動かしやすい!)

PadeltのSandboxで付箋を使った活動を

今回の背景はCanvaで作成し、それをGoogleスライドに移行させて作ったものですが、Padletの新機能であるSandboxを使うと、全て一箇所で完結できるのでとても便利です

Sandboxがどんなものなのか、ぜひ以下の動画をご覧ください。

Sandboxの使い方を日本語で詳しく説した資料がほしい!という方は、以下からスライド教材が購入できます。(Sandboxは初〜中級編で解説しています)