自分のお店を開店!と称して、自分のお店に置きたい商品を6つイラストで用意します。
その中から好きな商品をクラスメイトに選んでもらうというアクティビティです。
の授業活動として使うことができます。
絵が上手な人もいれば、シンプルな絵にとどめる人もいますが、学習者の個性がよく現れるアクティビティーの1つです。
準備物
白紙を学習者の分だけ用意
カラーペンで描かせたい場合はカラーペンも
実施方法
お店の品物の絵を描く
学生に一人一枚ずつ紙を渡して、自分のお店に置きたい商品のイラストを6つほど描いてもらいます。
例えば、カフェならカフェのメニュー、ということでこんなメニューを描いてもらいます。
お店の種類はなんでもいい、と伝えるとそれはそれは様々な種類のショップが出来上がります。
靴専門店、ビール専門店、アクセサリー屋やぬいぐるみなど、いろいろありました。
お手本を見せる
先生も1枚、何か絵を描いて用意しておきます。
その絵を見せながら、学生に近づいていき、例を見せます。
T:Sさん、いらっしゃいませ。
S:あ、こんにちは。
T:私の店は、お菓子やさんです。どんなお菓子をさがしていますか。
S:あまいお菓子がいいです。
T:クッキーやソルトキャラメルチョコレートはどうですか。
S:いいですね。じゃぁ、クッキーにします。
T:わかりました。このクッキーですね。
この時、選ばれた商品がどれだったのか、紙の裏側にメモしておきます。
これを数回繰り返し、最後にどの品物が一番人気だったのかを発表します。
T:甘いものが好きな人が多いので、このクッキーが私の店の中で一番人気があります。
クラス活動
学生たちは、自分が描いたお店の商品リストを持って、クラスを歩き回ります。
いろいろな人と、「どれにしますか」「これにします」と会話をし、どれが一番人気の商品なのかを見極めます。
リサーチ&発表
一定時間たったら席につき、自分のどの商品が人気があったのか、どうしてその商品が人気だったのかを分析する時間を少し設けます。
その後、簡単に一人ずつどの商品が人気だったのか、理由は何かを発表してもらいます。
もしクラスの人数が多く全員発表するのが難しい場合は、クラス活動が終わってからさらに4〜5人のグループで集まり、グループ内でリサーチ結果を発表するという案もあります。
ポイント
メニューを持って、いろいろな人に何を買いたいのか聞き回るだけでも活動は成立しますが、そこに「一番の人気商品はどれなのか、リサーチをする」というゴールを掲げておくとわかりやすいと思います。
また、みんなが描いたイラストは最後に
- 教室の壁に貼ってシェアをして共有
- ポートフォリオに追加する
などの形で残しておくのもいいかもしれません。