「今朝、何か食べましたか?」「いいえ、何も食べませんでした。」などの【疑問詞+か/も】の練習アクティビティとして使える活動を紹介します。
直接法ではなく、媒介語のある間接法クラスでの使用を想定していますが、直接法クラスでもアレンジして使用可能かもしれません。ぜひご覧ください。
こんな時、何と言う?ロールプレイにも応用しよう
大まかな方法としては、「何か/ どこか」を使うような場面を想定し、媒介語で書かれたキューカードを用意しておきます。(ここでは英語を使用)
学習者は、それらのキューカードを読み、「こんな場面なら何と言うんだろう?」と考えます。
準備物
場面設定が書いてあるキューカード サンプルが以下からダウンロードできます。
難易度の低いものと高いものを用意しました。それほど違いはありませんが、易しい方は、実際に「〜と聞いてください」という指示が入っており、難しめの方は「こんな場面です。」という描写のみです。
キューカード教材(やさしめ)
キューカード教材(難しめ)
導入方法
- 例を見せる
- カードをクラスのあちこちに配置
- 全てのシーンを回ってセリフを考える
- 終わったら全体で確認/ロールプレイ
①例を見せる
文型を導入して少し練習した後の教室活動として使用します。まずはクラス全体に次の様なスライドを見せて、全員で一緒に「何と言うか」を考えます。
訳)こんな時なんと言う?
11:00pmごろ、クラスにいきました。誰もいませんでしたが、音が聞こえました。
ポロポロと答えが出始めたら、回答例を表示します。
もう一度クラス全員でコーラスして、確認します。
②カードをクラスのあちこちに配置
「それでは、他のシーンでも考えてみましょう!」といって、用意しておいた他の場面を、クラスのいろいろな場所に分けて置きます。(壁に貼ってもいいと思います)
全てのセリフが「Question Word +か」で答えられるような場面設定になっています。ドキドキするシーンも!?
③全てのシーンを回ってセリフを考える
学習者に、クラスを自由に歩き回って、それぞれのシチュエーションで、どんなセリフを言うのかを考えてもらいます。
それぞれのシーンのセリフを口頭で言うだけではなく、ワークシートを作ったりノートに書かせるなどすると、しっかり確認しながらのアクティビティができます。
④全て終わったら全体で確認/ロールプレイ
だいたい全ての場面を回ったようであれば、席についてもらい全員でセリフを確認していきます。
全員で確認していく際に、時間に余裕があればちょっとしたスキットにしてロールプレイ形式で発表してもらうと、印象に残る活動となりそうです。
ワークシートに書いた場合は、全員で確認する前にグループでどんなセリフを書いたかを確認し合ってもらってもいいでしょう。
また、この記事からダウンロードできる教材の回答例は、以下の通りです。
シーン1) いつか、会いにいきます!
シーン2)誰かに会いましたか?
シーン3)何かしましたか?
シーン4)どこかで会いましたか?
シーン5)誰か、きてください!
シーン6)一緒にどこかいきませんか?
この通りの場面ではなくてもいいと思います。ぜひ実際に使えるいろいろな場面を考えてみてください。