概要
単語を覚えるのがなかなか大変な時に、ちょっとこのゲームを取り入れると一気にヒートアップして覚えてくれます。
導入する時のコツも、後述していますので、見てみてくださいね。
準備物
大きい単語カード:練習したい語彙の翻訳が大きく書いてある用紙。(一枚の紙に1つの単語だけです)
Powerpointなどのスライドで打ち込んでいって、全てまとめて印刷すると簡単です。
参考までに「曜日・時間」の単語をまとめたファイルがダウンロードできます。
実施方法
①グループを作り、机を動かす
クラスを大きく2つのグループに分けます。机を縦一列に並べ、各グループが机の右側にくるように、向かい合って列を作ります。
②カードを並べる
単語カードを机の上に一枚ずつ並べておきます。重ならないように、注意。
③よーいどん!でスタート
両側から開始の合図とともに、先頭の人がスタートします。先頭の人は、ひとつひとつ単語を翻訳していきます。
例えば、「Wednesday」という単語カードを見て「水曜日!」と叫びます。
④ぶつかったところでじゃんけん
両側からスタートして、ぶつかったところで先頭同士がじゃんけんします。
勝った人はそのまま、次のカードを読み進めます。負けた人は自分のチームの一番後ろへ。次の先頭の人が最初の単語カードから読みはじめます。
⑤またぶつかったところでじゃんけん
また両チームがぶつかったところで、じゃんけんをして、④を繰り返します。片側のチームが相手チームの島に到着した時点で、1ポイントもらえます。
5ポイントとったら終わり、または時間がたったら終わり、と目標を達成するまでどんどん読み続けます。
ポイント
反復練習になる
ただドリルをするよりも、こちらの方が楽しく反復練習をすることができます。
1グループの人数は少なめがよい
最初にクラス全体を2つにわける、と書きましたが、クラスの人数が多い場合は机の島を2つにして、グループを4つにするなどアレンジしてください。
各グループの人数が少ない方が一人一人に回ってくる順番が早くなるので、いいと思います。
導入のタイミング
まだ語彙が定着していない段階でやっても、語彙を思い出せない人が多くてつっかかってしまいます。
そうなると次へ進まなくて動きが出ないので、ある程度語彙を覚え始めて来たが、あともう少し!という時点で使用するといいと思います。
学習者も「そうか、まだこの単語は口からすっと出てこないんだ」と認識するいいきっかけにもなります。
応用できる
今回は単語で説明しましたが、色々な練習に応用できると思います。
直接法で行っているクラスでは、英語ではなく絵カードを使用
漢字を印刷しておいて、読み方を答えてもらう
単語ではなく、活用変換で練習する など
いろいろな定着練習に使えるアクティビティだと思います。ぜひやってみてください!