- 〜と伝えていただけませんか。
- 〜と言っていました
を用いて、グループで行う伝言練習の紹介です。
準備物は特にありませんが、伝える内容を事前にいくつか用意しておいた方がいいでしょう。
実施方法
役割決め
3人で1つのグループになり、役割を決めておきます。
- 1番の人・・・伝言をお願いする人
- 2番目の人・・・伝言を受け、それを伝える人
- 3番目の人・・・伝言を聞く人
設定を伝える
学習者に、それぞれの役割と設定を伝えます。
例)
みんなはアルバイトの仲間。店長もいる。アルバイト先に電話をかけたら先輩が出たので、店長に伝えてもらうことをお願いする。
- 1番目の人(後輩A)・・・体調が悪いので、アルバイトを休むことを店長に伝えたい。
- 2番目の人(先輩B)・・・アルバイト先で電話にでたら、後輩のAさんだったので伝言を受け取る。
- 3番目の人(店長C)・・・アルバイト先の店長。伝言を聞く。
お手本を見せる
教師が先輩Bとなり、他2人の学生にも手伝ってもらいお手本を見せる。
<後輩A→先輩B>
RRRRR.....
先輩B:「はい、〇〇レストランです。」
後輩A:「あの〜アルバイトのAです。」
先輩B:「あぁ、Aさん?どうしたんですか?」
後輩A:「あの、店長いますか。」
先輩B:「あ、いるけど、今いそがしいと思いますよ。」
後輩A:「そうですか。あの今日熱があるので、アルバイトを休みたいと伝えていただけませんか。」
先輩B:「それは大変。わかりました、伝えておきます。」
後輩A:「はい、よろしくお願いします。」
先輩B:「お大事に。」
<先輩B→店頭C>
先輩B:「店長、Aくんから電話がありました。」
店長C:「え、何ですか?」
先輩B「熱が出たので、今日は休みたいと言っていました。」
店長C:「あ〜そうか、それは大変。わかりました。あとでAくんに電話します。ありがとう。」
各グループで実施
各グループで役割を決め、練習します。
早く終わったチームは何度か練習をしたり、役割を交代して練習するといいと思います。
良くできているチームがあれば、一定時間練習した後にクラスに向けて見せてもらってもいいでしょう。
他のトピックも用意しておく
1つのトピックで役割を変えて練習してもいいですし、いろいろなトピックを用意しておくのもいい練習になります。
- 電車が遅れているので、アルバイト先に着くのも少し遅れる。
- 来週大きい試験があるので、シフトを変えてほしい。
- 今日は友達のDさんのシフトだが、Dさんは指をけがしたので、自分がシフトに入る。
役割をローテーションしながらトピックを変えて練習していくと、飽きずに練習できそうです。
トピックを学習者に伝える方法としては
- スライドで見せる
- 板書する
- カードとして用意しておく
などいろいろな方法がありますが、学習環境や学習者のレベルに応じて調整してみてください。