【お店で使える表現】おすすめ教材のイラストで練習
お店で買い物をする際に使う表現ですが、それらを導入したあとに練習として、Nihongo Fun & Easyのイラストが非常に使いやすいので、そちらを紹介します。
お店で使う表現
今回は『初級教科書 なかま1』のCh8で出てくる表現を練習するのにぴったりです。
- 〜を取ってください。
- 〜を箱に入れてください。
- 〜を見せてください。
- この〜をください。
- 〜はありませんか。
- もっと+形容詞+のはありませんか。
準備物
『Nihongo Fun & Easy』のp.49にある、上記のような4枚のイラストを使用します。
これをコピーしてホワイトボードに貼り付けたり、スライドに並べるなどして提示します。
導入方法
4枚の絵を並べると、このようになります。
表現を導入した後に、これらの絵を見ながらペアで会話を作ってもらい、練習します。
会話例
①シャツを買う
- そのシャツはいくらですか?
- 1,900円です。
- そうですか。じゃぁ、そのシャツをください。
②靴を試す
- この靴は少し小さいですね。
- もっと大きいのはありませんか?
- この靴はどうですか?
③ケーキを買う
- このケーキを3つください。
- はい、わかりました。3つですね。
- いくらですか?
- 1つ400円なので、全部で1200円です。
④パンフレットをもらう
- 東京のパンフレットはありませんか?
- はい、ありますよ。
- そうですか、5冊ください。
- はい、わかりました。どうぞ。
ポイント
普段あまり絵を見ながら会話を作るという練習に慣れていない場合は、この活動をするのにも丁寧な導入が必要かもしれません。
この活動の導入方法
①イラスト1枚提示
まず、イラストを1枚だけ表示します。
そしてセリフを学生(クラス全体)から引き出します。
T:「この人は今、何と言うと思いますか?」
Ss:「そのシャツは、いくらですか?」
T:「そして、お店の人は?」
Ss:「1,900円です。」
T:「このシャツを買いたいです。じゃぁ?」
Ss:「このシャツをください。」
T:「はい、わかりました、とお店の人はいいます。」
②学生にお手本を見せてもらう
同じ絵を使用します。そして、よくできる学生2人を絵の中の人物に割り当てます。
T:「Aさんはこの人、Bさんはこの人です。もう一度話してください。」
そして、学生2人に①で行った会話をもう一度披露してもらいます。
③ペアで練習させる
お手本を見せ終わったら、残りのイラスト3枚も入れて見せます。
そして各自ペアで会話を作って練習してもらいます。
もし店員のセリフが難しそうであれば、最初から店員のセリフはこちらから指定してしまうのもあり。
応用してみる
一通り会話を作り終わったら、もう少し情報を入れて長くできないか、学生に投げかけてみてもいいでしょう。
シャツの値段を聞く会話では、「青いのはありませんか?」など、自由に会話を膨らませてくれたら嬉しいですね。
そして、クラスの雰囲気によっては最後には実際に動きをつけて発表してもらったりすると、実際の流れが体感できてわかりやすいかもしれません。
参考書籍
今回使用した絵はこちらからお借りしました。サバイバル用の教科書ですが、今回のようなイラストもたくさん載っていますので、いろいろと使えます。
この本の中身についてもっと知りたい方はこちらもどうぞ。