概要
「AからBまで どのぐらいかかりますか?」という練習ができるワークシートです。
「バスで」「あるいて」などの交通手段も入っています。1枚のワークシートから3人分準備できるので、紙も節約できますよ〜!
準備物
■ワークシート(ダウンロード可能)
地点 Aと地点Bが自由に変えられる、word バージョンもダウンロードできます。
方法
- ワークシートを配布し、お手本を見せる
- クラス活動実施
- 応用することもできる
①ワークシートを配布し、お手本を見せる
配布したら、まず先生と学生Aでお手本を見せます。
書画カメラ(ドキュメントカメラ)があれば、先生が実際にプリントに書きこむ様子を見せながらやると、わかりやすいと思います。
Benさん、うちから学校まで、どのぐらいかかりますか。
そうですね〜...あるいて12分ぐらいかかります。
そうですか。ありがとうございます。
先生は、名前のところに「Ben 」、歩いている人のマークのところに「12分」と書き込みます。
②クラス活動実施
クラス全体がやり方がわかった様子なら、そのまま
それでは、みなさんも4人のいろいろなクラスメイトに聞いてみてください
という指示を出して、クラス活動に持っていきます。
もしまだやり方がわかっていない様子なら、学生Aと学生Bにもう一度モデル会話を使って話してもらい、お手本を見せます。
応用してみよう
この活動のいいところは、クラスメイト4人に聞き回ったあとも、さらなる応用練習ができることです。
応用の仕方
①ペア or グループを作る
クラス全体がだいたい4人分情報を集められたようであれば、席についてもらい、今度はペアまたはグループを作ります。
②発表する
ペア(グループ)に、自分が集めた情報を文にして発表します。
例えば、以下のような4人の情報が集まったとします。
集めた人は、それらの情報を全て入れて、発表します。
- Benさんは、うちから学校まであるいて12分かかります。
- Sallyさんは、うちから学しょくまで、自転車で5分かかります。
- Johnさんは、学生会館から、たいいくかんまで、あるいて3分かかります。
- Emiさんは、りょうからHometownまで、車で30分かかります。
③他のグループメンバーも発表
他のグループメンバーも同様に、集めた情報を発表します。
たまにすごく近くにすんでいる人や、すごく遠くに住んでいる人がいたりして、笑いが起こります。
もっと応用してみよう
集めた情報をグループで発表する際ですが、ただただ文作成をするのでは、モデル会話を読む練習になってしまうこともあります。
そこで、モデル会話の書いてある部分(ワークシート上部)を、裏に折ってしまいます。
そうすることで「見ないでも言えるかな〜?」とちょっとチャレンジしてもらいます。
これで学生が言えたら自信につながるでしょうし、言えない学生がいれば「この紙をあげるから、もう少し練習してきてね」と勧めてもいいでしょう。
ポイント
名前を書く時とグループで発表する時に工夫が必要かもしれません。
名前を書く時
質問した相手の名前を書き取る時ですが、慣れない名前をカタカナで書こうとするとどうしても手間取ってしまいます。
なので最初に「名前を書く時は、英語で(共通言語で)いいですよ」と言いながら先生が例を示す時にも英語で書いてあげるといいと思います。
いろいろな国の学生がいる場合には、みんなそれぞれの母語で書くわけにもいきませんので、その場合はしっかりと右上の「なまえ」という項目に、自分の名前を日本語で書いてもらいましょう。
相手に「どうやって書くの?」と聞かれたら、その名前の部分を見せて写してもらえば時間が無駄にならないと思います。
グループで発表する時
4人グループなら、1人が最初に4文言うのではなく、1文ずつ順番に発表してもらうようにします。
そうすることで、最後の人が時間切れで言えなくなってしまった!という状況が防げると思います。