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【類義表現】「〜て以来・〜てからというもの」の違い

て以来 vs てからというもの

① 子供の時におぼれて以来、プールや海が苦手だ。

② 彼女は両親をなくしてからというもの、心を閉ざしてしまった。

〜て以来

【文法解説】

ある出来事をきかっけとして、その前とは違う状態がずっと続いていることを示す。客観的に事実を述べる。

【例文】

  • 一度人に騙されて以来、人間不信になっている。
  • 先日寿司作りを体験して以来寿司作りにはまってしまい、将来は寿司屋を開きたいとさえ考えている。
  • すごくおいしい野菜料理に出会って以来、野菜が好きになった。

てからというもの

【文法解説】

あるできごとをきっかけとして、様子が前と後で大きく変わってしまった時に使う。客観的というよりは話者が心情をこめて、ドラマチックに伝えたい時。

【例文】

  • おばあちゃんがなくなってからというもの、おじちゃんは出歩かなくなってしまった。
  • 右手が使えなくなってからというもの、何もやる気が起きなかった。だが今では左でも自由自在に使える。
  • だらだらしていた彼は、いい会社に就職してからというもの、しっかりと働く立派な人になった。

ポイント

意味は両方とも同じ。「て以来」は客観的に起こった変化を述べたい時。「からというもの」は感情を込めて変化をドラマチックに伝えたい時。

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