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【類義表現】「きり・たら最後」の違い

きり vs たら最後

①十日前におにぎりを1つ食べたきり、何も食べていない。

②一度寝たら最後、田中さんは八時間は起きないよ。

きり

【文法解説】

  • 行動が途切れてしまい、続きがないことを示す。
  • 普通であればそこで終わりにならないことが、終わってしまった。

【例文】

  • 事故に遭って、寝たきりになってしまった。
  • 娘には10年前に会ったきり、ずっと会っていない。
  • 人生は一度きりだから、楽しまなきゃ。

たら最後

【文法解説】

何かを始めたら(これをしたら)極端な状態にいくまで元に戻らない。

【例文】

  • 研究を始めたら最後、倒れるまでやめないよ。
  • このチョコレーは食べ始めたら最後、なくなるまで止まらないよ。
  • 山田先生につかまったら最後、日が暮れるまで帰れないよ。

ポイント

〜きり」は途中で終わり、続くはずのものもその後続かない場合。

〜たら最後」何かを始めたら極端な状態に行き着くまで元に戻らない場合。

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