だらけ vs まみれ
①トンネルに入ったら、ほこりまみれになってしまった。
②この部屋はほこりだらけで、息苦しい。
〜まみれ
【文法解説】
物事の表面が液体や粉状のもので覆われている悪い状況を表す。くっついてなかなか取れない状態のもの。
限られた名詞と一緒に使うことがほとんど。(泥まみれ、ほこりまみれなど)
【例文】
- 現場には血まみれのナイフしかなかった。
- 池に入った犬は、泥まみれになって帰ってきた。
- 借金まみれの生活なんて、冗談じゃない。
〜だらけ
【文法解説】
何かの物や場所に、あるものがたくさんある状態を表す。悪いことを示す場合が多いが、それだけに限らない。
【例文】
- 妹の部屋はファンタジーの小説だらけだ。
- こんな間違いだらけのテストは、お母さんに見せられない。
- 猫だらけの島があるそうだ。行ってみたい。
- けんかして傷だらけになってしまった。
ポイント
■同じ言葉に使う場合の違い
「まみれ」「だらけ」どちらも使える場合もある。
- 外で遊んだら、ほこりまみれになってしまった。
- ほこりだらけの部屋にはいられない。
ただし「まみれ」は表面一体にくっついている印象を与える。
「だらけ」は部屋全体にほこりがいっぱいである印象を与える。
■悪いことのみ&それだけではない
また、「まみれ」は悪い印象を与えるが、「だらけ」はそこまで悪くない場合にも使える。
- 猫だらけの島があるそうだ。猫好きとしてはたまらない。
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