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【類義表現】「〜つつある・一方だ」の違い

つつある vs 一方だ

① 日本語の聴解がだんだん得意になりつつある

② 成績は下がる一方だ。どうしよう。

〜つつある

【文法解説】

少しずつ変化がみられるようになり、この変化は今後も続くと言いたい時。

【例文】

  • うちの子は、英語と日本語のバイリンガルになりつつある
  • どうなるか心配だったが、徐々に体力が回復しつつある
  • 売り上げが上がりつつある。これなら大丈夫だ。

一方だ

【文法解説】

変化はもう始まっている状態で、その変化が変わることなく続いている時に使う。いいこと&悪いことどちらにも使うが、悪いことが多い。

【例文】

  • このまま食べ続けると、体重は増える一方ですよ。
  • 台風の被害は拡大する一方だ
  • このまま何もしないと、病状は悪くなる一方だ

ポイント

つつある」は変化が始まったばかりで、今後もそれが続くといいたい時。

一方だ」はすでにその変化が始まっており、それがどんどん進むと言いたい時。

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