文法解説・意味
意味
〜の程度が大きく、良くない結果になる。
感情の言葉が「〜」の部分によく使われる。
- 悲しみのあまり
- 喜びのあまり
- 感動のあまり
- 緊張のあまり
- 驚きのあまり
「AのあまりB」という言い方だけでなく、「あまりのAに、B」という言い方もある。
接続
V・肯定形+ あまり
- 化粧や髪型を気にするあまり、服にクリーニングのタグがついていたことに気づかなかった。
- ホラー映画を見すぎたあまり、トイレにいくのが怖くなった。
いadj.・肯定形+ あまり
- 孫がかわいいあまり、何でも言うことを聞いてしまう。
なadj.・な+ あまり
- 有名なあまり、外に出るのが難しい。
N・の+ あまり
- 緊張のあまり、声が出なくなった。
英語
Aのあまり、B
=So A that B
JLPTレベル
例文
好きな芸能人に会って興奮のあまり、上手く話すことができなかった。
落胆のあまり、食事がのどを通らなかった。
ダンスのコンクールで優勝をして、 嬉しさのあまり泣き出してしまった。
足の指をぶつけた。あまりの痛さにその場にしゃがみ込んだ。
彼の浮気現場を見た。あまりの悔しさに号泣した。
子供のあまりのいたずらに腹が立って叩いてしまった。
緊張のあまり、スピーチの内容を忘れてしまった。
孫がかわいいあまり、つい甘やかしてしまう。
驚きのあまり、声もでなかった。
子どもの将来を思うあまり、厳しすぎることはよくない。
練習問題
自分の経験をもとにチェック
『中級日本語文法を教えるためのアイデア集』のp.23にも「〜あまり」を使った練習問題が1つ載っています。こちらも参考にしてみてください。