JLPT

【類義表現】「〜いかんで・いかんでは」の違い

〜いかんで vs いかんでは

①その年の収穫量は天候いかんで決まる。

②今季の成績いかんでは、チームが解散することもある。

〜いかんで

【意味】

〜によって/ 〜次第で

前件によって、後件に大きい影響を及ぼすと言いたい時に使う。

【例文】

  • 勉強量いかんで試験の合否が決まる。
  • 天候いかんで、収穫量に影響が出る。
  • 接し方いかんで、態度が変わりますよ。
  • 昇進できるかどうかは、今期の成績いかんだ

〜いかんでは

【意味】

〜によって/〜次第で

前件によって、その後の結果が両極端に大きく分かれる時に使う。

【例文】

  • 勉強量いかんでは、試験に落ちます。
  • インタビューの結果いかんでは、留学できません。
  • 診察の結果いかんでは、退院できるかもしれない。

ポイント

「〜いかんで」は後件に「結果が変わる、影響が出る」などの内容がくるが、

「〜いかんでは」は後件に、両極端な結果のうちの1つを持ってくることが多い。

  • 勉強量いかんで、試験の合否が決まります。
  • 勉強量いかんでは、試験に合格します。
  • 勉強量いかんでは、試験に落ちます。

「〜いかんで/いかんでは」の違いがマンガで解説されている教材も、参考になります。購入する場合は、電子書籍版もおすすめです

その他似ている文法のリストはこちらから。