JLPT

【文型】〜限り(範囲・条件) JLPT N2 活動案

文法解説・意味

用法

①自分の見聞きした範囲で判断すれば、の意味。

「見る・聞く・調べる」などの認識を表す動詞に付く。

②〜の状態が続く間は、の意味。

③Aない限りB、で条件を表す。

接続

(範囲)

V・辞書形+ 限り

  • 私の知る限りでは、田中さんはそんな人じゃない。

V・ている+限り

  • 言い訳をしている限り、上達はしないだろう。

V・た+ 限り

  • 私が調べた限り、このキノコは食べられる。

いadj.+ 限り/いadj.・じゃない+ 限り

  • 風が強い限り、海に行くのは無理だろう。

なadj.・な+ 限り/ なadj.・じゃない+ 限り

  • 健康な限り、働き続けたい。
  • チケットが無効じゃない限り、何度でも入場できます。

N・である+ 限り/N・じゃない+ 限り

  • 学生である限り、この建物に入ることはできません。
  • 飛行機じゃない限り、この期間で往復するのは無理だろう。

(条件)

V・ない形+ 限り

  • 穴を開けない限り、何をしても大丈夫だよ。

英語

〜限り:as far as

〜ない限り:unless

JLPTレベル

N2

例文

日本にいる限り、マリアさんは私に連絡してくれるはずだ。

私たちが応援する限り、彼は私たちの中でずっとアイドルでいてくれるだろう。


学生である限り、勉強するのは当然だ。


父は元気な限り、働きたいと言っている。


視聴率が高い限り、あの番組は中止されないだろう。


私の目の黒い限り、娘には指一本触れさせない。


ここに隠れている限り、見つかりはしない。


父はよほどのことがない限り、病院へは行かなかった。


社会人である限りは社会のルールに従い、自分の行動に責任を持つものだ。

練習問題

中級日本語文法を教えるためのアイデア集』のp.24とp.88にも「〜限り」を使った練習問題が載っています。こちらも参考にしてみてください。

ココ出版 2021/2/26 
岡本智美(著),  松浦みゆき(著),  角田亮子(著)

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