JLPT

【類義表現】「っぱなし・かける」の違い

〜っぱなし vs 〜かける

①服を脱ぎっぱなしにしないで、片付けて。

②この飲みかけのジュース、誰の?

〜っぱなし

【文法解説】

後片付けをしないで、そのままにした状態を指す。

【例文】

  • 電気をつけっぱなしで寝てしまった。
  • もったいないから、水を出しっぱなしにしないで。
  • 鉢植えを外に出しっぱなしにしておいたら、枯れてしまった。

〜かける

【文法解説】

何かを最後まで行わずに途中でやめてしまうこと。また、「今にもそうなりそう」という時にも使う。

【例文】

  • 作文は書きかけのまま出さないで、完成させてから出してください。
  • なんでもやりかけにしないで、最後までがんばりなさい。
  • 言いかけたけど、言葉が出てこなかった。

ポイント

以下を比べるとわかりやすい。

  1. トーストを食べっぱなしで、出かけて行った。
  2. トーストを食べかけで、出かけて行った。

①はトーストを食べ終わったが、トーストが乗っていたお皿を片付けていない様子がイメージできる。

②はまだトーストを食べ終わっておらず、半分ほど残っている状態が想像できる。

「〜っぱなし・〜かける」の違いがマンガで解説されている教材も、参考になります。購入する場合は、電子書籍版もおすすめです

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