先生は「くまの顔は赤でぬってみよう」「星はピンクにしてみよう」と指示をし、その通りにオンラインで塗り絵をする活動です。
準備物
ブラウザ(オンラインウェブサイト)で塗り絵ができるツールを用意します。
Coloring Page for Kids
https://www.coloringpages-forkids.com/
上記ウェブサイトはログインなど子供にとっては煩わしい手続きが一切いらないので、すぐに使えて便利です。
またワンクリックで線内に一括で色付けができるため、活動をスムーズに進めることができます。
実施方法
その日に使うイラストを事前に決めておき、そのイラストのリンクを子供たちと共有します。
https://www.coloringpages-forkids.com/animals/cat.php
教師も同じページを開き、子供たちに色付けの指示をしながら自分も色塗りをしていきます。
T:猫の髪はオレンジです。
T:猫の顔と体は薄い茶色です。
T:フリスビーも持っていますね、フリスビーはピンクにしてみましょう。
この調子で、色付けをして完成させます。
最後に、先生の絵と同じような色の配置になっていればOKです。
ポイント
この活動にはいくつかバリエーションを与えることができるので、他の実施方法も紹介します。
子供に色を聞く
教師の指示を聞くのではなく、逆に子供たちが指示を出して色付けをしていくのも一案です。
白黒の状態のイラストを画面共有し、誰か一人をあてて色を指定してもらいます。
T:「S1さん、花は何色にしようか。」
S1:「花はむらさきがいいです。」
T:「いいですね。じゃぁ、S2さん。花の茎(わからなければカーソルで指す)は何色にしようか?
S2:「緑がいいです。」
T:「黄緑にする?緑?濃い緑にしようか?」
S:「黄緑にします。」
これを繰り返し、色々な子供の考えを聞いて、みんなで色付けを完成させていく方法もあります。
この方法であれば、まだ「茎」「髪」「雲」といった単語を知らなくても、カーソルで指し示すことができます。これを通してそれらの語彙を吸収してくれる可能性もありますね。
好きに色付けをさせたい場合は色名を言ってから
本活動が終わったら、子供たちにあとは好きに色付けをさせてあげる時間を取るのもいいでしょう。
また、宿題として家で大人と一緒に練習をするための教材としても提案することができます。
その場合、自分で色をつけていくだけでもいいですが、ぜひ色名を言ってからその色でぬりえをするような順番にすると言語活動として使える活動になるでしょう。
以上、子供の日本語オンラインレッスンで使えるアイディアを紹介しました。
その他の活動もご覧になりたい方は、ぜひ以下のページから活動一覧を見てみて下さい。