あげく vs 末に
①電車に乗り遅れた挙句、遅刻して先生に怒られた。
②何度も両親を説得した末に、やっと留学する許可をもらえた。
あげく
【意味】
何か悪いことが起きた時、それだけでは終わらずに更に悪いことが起きた時に使う。
【例文】
- 電車に乗り遅れたあげく、遅刻して先生に怒られた。
- お気に入りのカバンを忘れたあげく、財布まで落とした。
- 1時間もかけてデパートに着いたあげく、閉まっていて入れなかった。
末に
【意味】
その結果にたどり着くことができたのは、大変な過程があったからだということを示したい時に使う。
【例文】
- 何度も失敗を繰り返した末に、新商品の発明に成功した。
- 3年挑戦し続けた末に、ついに国家試験に合格した。
- 長年追い求めて努力をした末に、ついに夢が実現した。
ポイント
「あげく」は後ろに更に悪いことがくるが、「末に」は過程に焦点があるため、必ずしも悪いこととは限らない。
❌ 両親と何度も話し合ったあげく、留学を許可してもらえた。
⭕️ 両親と何度も話し合った末、留学を許可してもらえた。
「あげく・末に」の違いがマンガで解説されている教材も、参考になります。購入する場合は、電子書籍版もおすすめです。
参考リンク
文型「あげく」についてもっと知りたい方はこちら。
文型「末に」について詳しく知りたい方はこちら。
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