自分の写真でびっくり!変化を見つけよう
変化を表す「形容詞+なります」の練習で導入できる活動案です。イラストや教材を使った変化の練習もいいですが、自分にとって身近な写真を使ってみるのはどうでしょうか。
準備物
自分の過去や昔の町の写真
前日に、自分の小さい頃の写真や住んでいるところの昔の写真などを持ってきてもらうように学習者に伝えておきます。飼っているペットの昔の姿や自分の昔の部屋など、なんでもいいです。
教師自身もお手本として、昔の小さかった頃の写真や、住んでいた町の昔の写真を用意しておきます。
今回はペットの昔の写真を例として使ってみます。
実施方法
例の導入
事前に写真を携帯電話の中にでもいいので、入れて準備してきてもらいます。まずは教師のお手本から!
写真を見せながら)
T:「みてください。私の犬が小さかった時の写真です。とてもかわいいです。いろいろなところが変わりました。体が小さかったんですが、今、大きくなりました。」
板書しながら、変化のあったところを話しながらどんどん挙げていきます。
- 体が小さい → 大きい
- 目が大きい→目が少し細い
- 元気→しずか
- 靴下が好き→スリッパが好き
- 毛がふわふわ→毛がかたい
- 1歳→6歳
なるべく名詞やい形容詞、名形容詞全ての変換ができるよう、いろいろな例を挙げるといいでしょう。
変換がまだ不安定な状態での活動実施であれば、ここでもう一度「大きい→大きく」「好き→好きに」なることをしっかり確認しておきます。
クラス活動
例を見せ終わったら、準備してきた写真を各自手にして、クラス活動を始めてもらいます。
T:「じゃぁ、今度はみなさんの写真についてどんなところが変わったか、話してみましょう。」
各自、クラスを歩き回って写真を見せながら、どんなところが変わったか話してもらいます。
いきなりクラス活動に移るのが難しそうであれば、先生の例と同じように、各自がまず自分の写真をみながら、変わった部分をリストしていくワンステップを入れるといいでしょう。
最後に、何人か前に出てきてもらって、写真を見せながら発表してもらうなどして、最終確認とします。
まとめ
身近な写真を使うことで、学習者のいきいきとした様子がみられと思います。
昔はとても太っていた自分の写真を持ってきて、
3年前は80kgあったけど、今は60kgになりました!
なんて言っている学習者もいて、びっくり。「どんなダイエットをしたんですか?」など会話をつなげたり、学習者の新たな一面を発見するきっかけにもなるアクティビティですね。