身の回りにいる感謝したい人に、メッセージカードを書くというアクティビティです。
の練習活動としても導入することができます。
会社に勤める人であれば先輩や課長などを想定したり、他にお世話になっている先生や地域の人に向けて短いメッセージカードを書くことができます。
手紙の内容によっては、初級〜上級まで応用が利きます。
記事の後半ではオンライン授業でこの活動を行う方法を解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
準備物
メッセージカードを入手します。方法としては以下があります。
かわいいイラストをダウンロードして印刷する
上記のようなメッセージカードはイラストACからダウンロードできます。
イラストACは月1000円でイラスト素材・写真素材・シルエットの素材が無限にダウンロードできるので、おすすめです。
実際のカードを購入する
印刷したり切ったりするのが大変な場合は、購入してしまうのも手です。
メッセージカードを学生の人数分用意し、一人一枚メッセージカードを書きます。
カードは小さすぎると書きにくいので、ある程度の大きさがあるものがいいと思います。
実施方法
導入方法
完成版(例)を見せて導入
自分(先生)から先輩先生(山田先生)に宛てた手紙の例。
山田先生、
いつも困った時に助けてくださって、ありがとうございます。
まだ慣れないこともたくさんありますが、私ももっといい先生になれるようにがんばっていきます。
これからも、よろしくお願いいたします。
田中
最初に教師が実際に誰かに宛てたメッセージカードを見せ、学習者に読んでもらう形で導入します。
その時、手紙の書き方やフレーズに焦点を当てます。
学習者から引き出しつつ見本を作成
教師がメッセージを書きたい相手・その内容を伝えます。
相手:先輩の山田先生
内容:
- いつも困った時に助けてくれる。
- まだ慣れないこともたくさんある。
- これから、もっといい先生になれるようにがんばりたい。
それから、みんなで一緒にどうやって手紙を書き始めたらいいのかを考えます。
T:私は山田先生に手紙を書きます。一番最初、どうやって始めますか。
S:Dear 山田先生?
T:日本語で「山田先生へ」と書きます。「山田先生」だけでもいいです。それから?
S:いつも困った時に助けますから、ありがとう。
T:いつも困った時に助けてくれて、ありがとう。丁寧に言いたい時は?
S:いつも困った時に助けてくださって、ありがとうございます。
........
T:最後に自分の名前を書きますね。「田中先生より」、と書くのはいいですか?
S:いえ、自分の名前ですから「田中」だけ書きます。
T:そうですね。「マイクさんより」と書きません。「マイク」または「マイクより」と書きます。
このように学習者から引き出しながらお手本を完成させていくのもいいでしょう。
そのあと、各自にカードを渡して書き始めてもらいます。
成果物はどうする
みんなが書き終わったら、実際にそれを相手に渡しに行くというところまで授業に取り入れてもいいと思います。
もしクラス内の壁に貼ってもいいようであれば、みんなが書いたメッセージカードをまとめて壁に貼り、他の人がどんなものを書いたのかを読めるようにしておくのもいい考えです。
もし唐突に感謝のメッセージを書くのが変かも?と感じる場合は、クリスマスカードや母の日、教師の日、暑中見舞いや年賀状などに合わせて導入してみるのもいいかもしれません。
オンライン授業にも活用する方法
オンラインでも基本的にアクティビティの導入方法は同じですが、問題となるのはツールです。
オンラインで寄せ書きやメッセージカードが集められるサービスとしては以下のようなものがあります。
しかし間違って有料ボタンを押してしまったり、ログインが必要になったり、と授業で使用するには不便なところも多いです。
よって、授業ではGoogleスライドのテンプレートを用意し、そこに一人一枚書いてもらうというのがいいのではないでしょうか。
背景にメッセージカードのイラストを入れ、動かないように固定したテンプレートを作りました。
サンプルとなるテンプレートが以下からコピーできますので、ご自由にお使いください。
その他、オンラインで使える授業活動集もこちらのページから見ることができます。
アクティビティをお探しの方は、ぜひご覧ください。