カードをめくり、出たキーワードをもとに「〜するのが好きですか?」とグループメンバーに質問をします。
グループメンバーはその質問に答えながら、追加で質問をするなどして、会話を楽しむ活動です。
ゲーム性はありませんが、落ち着いて会話ができるアクティビティです。
この記事では、対面式の授業とオンライン授業で導入する方法を紹介します。
【対面式】カードめくり「〜のが好きです」
対面式の場合は、シンプルに文字やイラストが書かれたカードを用意しておき、それをグループで順番にめくっていくという方法です。
サンプルカードがこちらからダウンロードできます。
(切り貼りするなどして、裏が見えないようなカードにしてください)
導入方法
- 3〜4人のグループを作る。
- 1グループに1つのカードセットを配布。
- カードを裏返したまま、山にする(広げてもよし)
- 一人がカードを1枚取り、そこにおいてある単語を使ってグループメンバーに質問する。
例)絵カードが「運動する」の場合
カードを取った人:Aさんは、運動するのが好きですか。
A:はい、好きです。毎日ジムに行きます。
他のグループメンバー:いいですね〜。何時間ぐらい運動するんですか...
あとは自由に会話をつなげます。
一通り話したら、次の人がカードをめくり、同様に質問していきます。
ゴール
好きなことを聞きながら、それをもとに会話を楽しむことが目標ですが、以下のようにある程度の区切りをつけておいた方がいいでしょう。
- 15分経ったら終わり。
- カードがなくなったら終わり。
【オンライン授業】〜のが好きです
上記のようなカードめくりの活動をオンラインでやるのは難しいと考えられるかもしれませんが、
ウェブ会議システムとWordwallやGoogle slidesなどのサービスを組み合わせればそれほど難しくありません。
Wordwallを使う場合
Wordwallはオンラインで使えるアクティビティ作成ツールです。
いろいろ種類がありますが、その中の1つ「Random card」を使うと、以下のようなカードめくりのアクティビティがオンラインで使えます。
リンクを学生とシェアしておくと、誰でもアクセスすることができます。また、カード上にはイラストだけでなく文字も入れることができます。
- ブレイクアウトルームの機能を使い、学生をグループに分ける。
- 各グループで1人がWordwallのリンクを開き、画面を共有する。
- 他の人はそれを見ながら質問したり会話をしたりする。
Google slidesを使う場合
Wordwallは使ったことがないので不安、アカウントが上限に達してしまった..
そんな方はGoogle slidesにキーワードを載せるだけでも対応できます。
以下のサンプルスライドをクリックすると、あなたのGoogle Driveにスライドがコピーされます。
それを参考にしてお好きなイラストやキーワードでGoogle slidesを作ってみてください。
そのリンクを学習者とシェアしますが、リンクの"edit"となっているところを"preview"に変えておくと、学習者はプレビュー画面からスタートするので混乱しません。
あとはWordwallと同じ導入方法です。
- ブレイクアウトルームの機能を使い、学生をグループに分ける。
- 各グループで1人がGoogle slidesのリンクを開き、画面を共有する。
- 他の人はそれを見ながら質問したり会話をしたりする。
まとめ
以上、カードめくりアクティビティを紹介しました。オンラインでも実施できるのはメリットですね。
今回は「〜のが好きです」に集中した練習でしたが、他の場面に応用した活動もあります。
「〜のが好きです」の練習で使えるその他の活動はこちらをご覧ください。
この活動以外にも、オンライン授業で使える活動を用意したリストがあります。
オンライン授業で使える活動をお探しの方はこちらから。