上、下、右、左、など物の位置を示す言葉を位置詞と言います。
今回はそれを練習するための、ルーレットを作ってみました。
ルーレットを回して、出た位置詞を用いて文作成をするという活動です。
の練習に使うことができます。
準備物
まずはルーレットを用意します。
ルーレットは
などのウェブサイトで作ることができます。
今回はWheel of namesで作ったルーレットを用意しました。
インターネットが使える環境であれば、どなたでも使えます。ご自身の授業でもぜひお使いください。
導入方法
クラスのタイプによって導入方法が変わってきますが、基本的にはルーレットを回して出た言葉を使って、文を作成するという活動です。
例)ルーレットで「外」が出た
学習者:「教室の外に、大きい木がありますね。」
対面授業の場合(少人数)
3〜10人ぐらいの対面授業であれば、以下の方法はどうでしょうか。
- 教師のパソコンでルーレットを表示し、プロジェクターに写す。
- 教師がルーレットを回す。
- ランダムまたは順番に学習者を指名し、ルーレットで出た言葉を用いて文を作成する。
- 何度か繰り返し、全員あてていく。
対面授業の場合(大人数)
20人以上の大人数クラスであれば、次の方法で行うことができます。
- 学習者は4人1グループぐらいで、グループを作らせる。
- 教師のパソコンでルーレットを表示し、プロジェクターに写す。
- 教師がルーレットを回す。
- 出た位置詞を使って、各グループの1人がそれぞれ文を作成する。(1分程度のグループ活動)
- 1つのグループを指名して、クラス全体に向けて、作成した文をもう一度言う。
- 教師がルーレットをまた回し、1つの位置詞を選択。今度はグループ内の別の人が文作成。
- 4〜6を何度か繰り返す。
オンライン授業の場合(少人数)
オンラインでは、少人数であればブレイクアウトルームなどの小部屋にわけずに全体で行うことができます。
- 教師のパソコンでルーレットを表示し、画面共有。
- 教師がルーレットを回す。
- ランダムまたは順番に学習者を指名し、ルーレットで出た言葉を用いて文を作成する。何度か繰り返し、全員あてていく。
オンライン授業の場合(大人数)
同期型オンラインでクラスの人数が比較的多い場合は、ブレイクアウトルームなどの小部屋を使います。
- チャットボックスなどを使って、ルーレットの共有リンクを学習者と共有しておきます。
- 学習者をブレイクアウトルームに分けます。
- 各グループで誰か一人がルーレットを起動し、他のグループメンバーと画面共有します。
- 出た位置詞を使ってグループで順番に文を作っていきます。
まとめ
以上、ルーレットを使って位置詞の文作成練習をする活動を紹介しました。
このほかにも、ルーレットは色々な活動に応用ができると思います。
ぜひ使い方をマスターして授業で活用してみてください。