概要
「この人は髪が長いです。」「歌を歌うのが上手です。」「アメリカ人です。」などの3つのヒントをもとに、誰のことを言っているのか当ててもらう活動です。
「〜は〜が」や「上手・好き・嫌い・得意」などが一緒に使いやすいと思いますが、それ以外の活動でも使えます。
同期型のオンライン授業でも実施することができる活動です。
準備物
①お手本となる問題
例として見せられるような教師からの問題を1つ2つ用意しておくといいと思います。
②用紙
問題を書く紙切れを学生の人数分、または人数✖️2枚
実施方法
①お手本を見せる
例として教師からの問題を1つ2つ出し、モデルを示します。
教師は以下の①−③の質問を1つずつ声に出して読み、読み終わったら「誰だと思いますか?」と学生に当ててもらいます。
例)
- アメリカ人で、とても頭がいいです。
- プログラミングが得意です。
- とても大きい会社を持っています。
答)マーク・ザッカーバーグ
いろいろな反応が出てくると思いますが、学習者から「マーク・ザッカーバーグですか?」と答えが出たら、終了です。
わかりそうでわからないヒントを出すのが難しいところですが、3つだけでは答えがわからない時には、「背が高いですか?」「いま、どこに住んでいますか?」などの質問を受け付けるようにすると、いい練習になります。
②問題を作ってもらう
各学生に紙を配布し、3つのヒントを書いてもらいます。一人2問作ってもらうのであれば、一人2枚紙を配布します。(1枚の大きめの紙でもいいですが)
問題作成に時間をかけすぎないように、「3分くらいで書いてくださいね」などと指示を出しておくといいと思います。
③問題を出す
クラスの人数によってやり方はいろいろあると思います。
人数が多い場合
4人1グループなどに分けて、グループ内で順番に問題を出し合います。グループの一人が問題を出し、他のグループメンバーである3人が答えるというスタイルです。
人数が 10-20人ぐらいの場合
「クラスを歩き回って、5人の人に問題を出してみましょう」などとするとたくさんの人とコミュニケーションが取れると思います。一回で終わらずに何度も練習する機会を与えられます。
人数が少ない場合
一人ずつ前に出てきてもらい、クラス全体に対して問題を出してもらいます。このスタイルであれば、しっかり一人一人のパフォーマンスが確認できます。
オンライン授業で導入する場合は人数が少ない方がいいと思いますが、一人一人作った質問を発表して他の参加者に答えていってもらうスタイルで実施できます。
ポイント
いろいろな国から来ている学生が多いクラスでは、共通して知られている有名人の知識が違うこともあるので、なかなか当てることができないという場面に遭遇するかもしれません。
そういう場合でも、逆にその人についてもっと説明してもらうなどすれば、いい練習の機会となります。