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【〜て下さい】ロールプレイで指示してみよう:笑いが生じる英語のロールプレイカード付き

タスクの内容を読んでパートナーと一緒にロールプレイを演じ、それを発表するという内容です。タスクカードは英語で書かれています。

【〜て下さい】ロールプレイで指示してみよう

タスクカードは「〜てください」「〜ていただけませんか」「〜てくれませんか」が使えるような場面を揃えました。

それぞれ日本語訳と、可能なスキットの例も載せましたので、ぜひご活用ください。

準備物

タスクカード(英語なので、必要な方は共通言語に翻訳するなどしてお使いください)

ダウンロード(word)

ダウンロード(PDF)

タスクカード一覧が乗っているスライド(なくてもいいです)

全員に見せられるように、タスクカードを一箇所にまとめたものです。

実施方法

順序
  1. ペアを作る
  2. タスクカードを渡して読ませる
  3. 各自ロールプレイを考える
  4. 同じ番号同士で集まって、グループ内で発表
  5. 各番号から一つずつペアが出てきて発表

①&② タスクカードを渡して読ませる

クラスの人数やペアの数によって、1種類のタスクが2組ずつに行くようにしたり、一種類ずつでグループごとに重ならないようにしてもいいです。

③各自ロールプレイを考える

「5分くらいで準備してくださいね」と最初に指示しておきます。

あとは各自話し合いながらロールプレイをする準備をします。考えるだけではなく、しっかり練習もしておいてもらいます。

ノートに一字一句書こうとする人もいるかもしれませんが、全て書くと時間がかかるのでメモ程度にするようにした方がいいでしょう。

④同じ番号同士で集まって、グループ内で発表

1のタスクカードをもらったペアは、また別の1のタスクカードのペアと一緒に集まり、お互いに作ったロールプレイを見せ合います。

この時、どちらの方がよいロールプレイになったか話し合い、よりよいチームはあとで前で発表してもらうことを伝えます。

(クラス人数の関係で各タスクを1種類ずつ配布した場合は、このステップは必要ありません。)

⑤各番号から一つずつペアが出てきて発表

他のクラスメイトは自分以外のタスクカードの内容を知りません。

なので先生がタスク1から順番にスライドに提示し、クラスメイトにも「どんな場面設定でロールプレイを作ったのか」を理解した上で他グループの演技を見てもらいます。

例)

タスクカード1の内容を見せる

T: 「グループ1は、このような設定でロールプレイを作りました。では、グループ1のペア、どちらか出てきて発表してください。」

グループ1の発表が終わる

タスクカード2の内容を見せる

T:「では、グループ2の内容はこれです。読んでください。ではグループ2、どちらが発表しますか。お願いします。」

ドキュメントカメラがあれば、タスクカードを使って見せることができるので、スライドは必要ありません。

タスクカードの内容

シーン①

A teacher and student are talking. There is a school trip tomorrow, and the teacher announces that students have to come to school by 8:00am as well as giving more information.

日本語訳

先生と学生が話しています。明日課外旅行があり、先生は学生に明日の朝八時までに学校に来るように伝えます。また、そのほかの情報も同時に与えます。

会話例)

S1(先生役):みなさん、明日はりょこうにいきますね。バスは7:45amに学校にきます。みなさんも7:45amに学校にきてくださいね。

S2:(学生役):はい、わかりました。昼ごはんはどこで食べますか?

S1:お昼ご飯はレストランで食べません。お弁当を持ってきてください。かさも持ってきてくださいね。

S2:はい。何時にうちに帰りますか?

S1:午後5時に、帰ります。

S2: わかりました。

シーン②

A teacher and student are talking. A student performed very poorly on the test and the teacher requested the student to study more as well as finding the student’s problem.

日本語訳

先生と学生が話しています。学生のテストの点があまりよくなかったので、先生は学生の問題点も見つけながら、学生にもっと勉強するように言います。

会話例)

S1(先生役):S2さん、おとといのテストはどうでしたか。

S2:(学生役):わるかったですね。むずかしかったです。

S1:毎日べんきょうしますか。

S2:いえ、あまりべんきょうしません。

S1:そうですか。まいにちべんきょうしてくださいね。

S2: わかりました。

シーン③

A teacher and student are talking. A student wants to write his/her name in Kanji and asks the teacher how to write it. The teacher can show them, but it is very difficult.

日本語訳

先生と学生が話しています。学生は自分の名前を漢字で書きたいので、書き方を先生に聞きます。先生は書き方を見せますが、とても難しいです。

会話例)

S1(学生役): 先生、漢字はたのしいですね。

S2:(先生役):そうですね。たくさんべんきょうしましたね。

S1:先生、私の名前を漢字で書きたいです。書いていただけませんか。

S2:いいですよ。(書く真似)

S1:わ、むずかしいですね。もう少しゆっくり書いていただけませんか。

S2: わかりました。(もう一度書く)

S1:ありがとうございます。

シーン④

You are talking to your roommate and he is sick. He cannot go to school, so he asks you to write an email to his teacher. The sick person(roommate) also asks you to do more stuff.

日本語訳

あなたはルームメイトと話しています。ルームメイトは風邪をひいていて学校にいけないので、先生にメールを書くようにあなたにお願いします。風邪をひいている人(ルームメイト)は他にもあなたに色々とお願いします。

会話例)

S1: ゴホゴホッ

S2:だいじょうぶですか。

S1:う〜ん、ちょっとあたまが...今日は休みます。

S2:そうですか。わかりました。

S1:S2さん、先生にメールを書いてくれませんか。

S2: はい、いいですよ。

S1:それから、じゅぎょうのノートを見せてくれませんか。

S2:わかりました。だいじょうぶですよ。

シーン⑤

Two students are talking. One is an exchange student from Japan. The exchange student spoke Japanese to you very quickly, so you ask the student to speak slower/one more time and try to understand what s/he is saying.

日本語訳

学生が二人話しています。一人は日本からの留学生です。留学生は日本語でとても速く話したので、あなやはその留学生にもう少しすっくり話すように/もう一度言ってくれるように頼みます。そして、留学生の言っていることを理解しようとします。

会話例)

S1: はじめまして。私は山田です。日本からきました。

S2:はじめまして。大学はどこですか?

S1:じょうなん大学です。いま、大学院の二年生です。(速く話す)

S2:すみません、もうすこしゆっくり話してくれませんか。

S1:あ、すみません。じょうなんだいがくの、大学院二年生です。(ゆっくり)

S2:そうですか。よろしくお願いします。

お使いの教科書によって既習文型や語彙が違うと思いますので、無理のないタスクに編集してお使いください。

実際にいくつかのグループにパフォーマンスをしてもらうと、面白いものを作るグループもあり、クラスの活気が生まれます。