「それはどういう意味ですか?」
「これは〜という意味です」
という会話の練習をするために使えるアクティビティです。
禁止形・命令形を一緒に使うので、その確認にもなります。
絵を描いて行う簡単な活動ですので、年少者教育にも。
禁止形・命令形マークで話す活動
基本的な流れは、学習者に自分たちで禁止マークや命令マークを作ってもらい、その意味を聞いて回るという活動です。
聞いて回る時には、以下のような会話で行います。
S1: それは、どう言う意味ですか。
S2: これは、ここで料理をするなという意味です。
S1: そうですか。ありがとうございます。
禁止形・命令形を学習してから少し日が経っている...という場合は、まずそれらの復習から入るといいかもしれません。
禁止形で使える活動はこちら
命令形で使える活動はこちら
準備物
白い紙(大きさは何でもいいです)を1人1枚
いろいろな色が入っているカラーペン
導入方法
①お手本を見せる
まずは1枚、先生がお手本をとして書いたものを学習者に見せます。
T: 私はこんなマークを書きました。みなさん、意味がわかりませんから、聞いてください。
S:それは、どういう意味ですか。
T:これは、ここで話すなという意味です。
S:そうですか。ありがとうございます。
② 学習者にマークを書いてもらう
お手本で先生が使ったようなマークを、学習者にもそれぞれ描いてもらいます。
だいたい描き終わったようであれば、もう一度会話例を見せて、クラス活動に移ります。
③クラス活動に移る
クラス活動を始める前に、もう1枚だけ、先ほどとは別のイラストを使って、S1-S2でお手本を見せてもらいます。
S1: それは、どういう意味ですか。
S2: これは、ここでダンスをするなという意味です。
S1: そうですか。わかりました。
終わったら、「S1さんは、次、S3さんと話したり、S4さんと話したりします」とペアではなくクラス全体で行う活動であると示します。
これで学習者も何をするかがわかると思うので、あとは「クラスメイトに聞いてみましょう!」と言って、各自自分の描いたイラストを手に教室を歩き回って、たくさんの人と上記の会話をさせます。
まとめ
簡単なアクティビティですが、自分で創作するというところで「これは日本語で何と言えばいいんだろう」と考えるいいきっかけにもなります。
また、イラストを描く際には、太さがしっかり出せるこんなカラーペンも便利です。クラスに常備しておくと、さっと他の活動に使えることもあるので、重宝します。
今回のように「絵を描いて話す」というアクティビティは、学習者のオリジナリティ溢れ、学習者の新たな一面を発見することもあります。
ぜひ取り入れてみてください。