日本の冠婚葬祭におけるマナーを学びながら、自国の文化も紹介するというアクティビティです。
の練習に使うことができます。
準備物
まずは日本の冠婚葬祭におけるマナーを示したイラストやスライドを用意しておきます。
その後、学習者の国のマナーについて紹介してもらう時に、文章で書いて紹介してもらいたい場合は、そのための白紙も用意しておきます。
学習者に口頭で説明してもらう場合は、日本のマナーを示したイラストだけで大丈夫でしょう。
導入方法
日本のマナーについて学ぶ
導入
まずは日本のお葬式、結婚式、お見舞い、などの時にした方がいいこと、しない方がいいことなどをイラストを見ながら確認します。
T:誰かが入院したら、会いに行きます。お見舞いに行きます。お見舞いの時、どんなマナーがありますか。知っていますか。
(果物かごをゆびさし)
S:フルーツバスケットですか?
T:はい、そうです。お見舞いの時?
S:お見舞いの時、フルーツバスケットをあげます?
T:そうですね。日本ではお見舞いの時、フルーツバスケットを持っていってもいいです。(あげます/あげてもいいです)
T: では、鉢植え(potted plant)はどうですか。
S:鉢植えはあげてはいけません?
T:そうですね。お見舞いの時、鉢植えはあげてはいけません。
もし「時」の練習でこの練習を使いたいけれど「〜てはいけません」がまだ導入されてない...という場合は、「お見舞いの時、〜をあげません/持っていきません」と簡略化してもいいと思います。
練習
他の場面のイラストを見て、日本のマナーについて考えます。
ペアで話して文章を考えさせてから、全体で確認するという流れもいいでしょう。
自国の文化について同様に紹介する
日本のマナーからインプットを受けたら、今度は学習者が自分の国のマナーについて考えます。
例)アメリカでは...
結婚式の時、ダンスをします。
お金はあげませんが、registryからプレゼントを選んであげます。
お葬式の時、黒い服を着た方がいいです。これは日本と同じです。
考えたものはグループで共有しあったり、クラス全体に発表してもらったりします。
まとめ
日本の文化について学びながら、自国の文化を再認識するきっかけにもなるアクティビティです。
これ1つでも大きいトピックになると思うので、スライドを作ってもらって各自プレゼンをしてもらうのもいいのではないでしょうか。
その他、入学式や卒業式、入社式などで他の行事も入れると幅が広がります。