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【類義表現】「〜なり・〜たとたん」の違い

〜なり vs 〜たとたん

① 家に帰るなり、一言も話さず部屋に入ってしまった。

② 店に入ったとたん、目の前から人が走ってきてびっくりした。

〜なり

【文法解説】

ある動作の直後に予想外の行動をする。

行動をしている人には、その人なりの理由があってしているが、周囲には理解しがたい。

【例文】

  • その人は店に入るなり、叫びたした。
  • 女の人はその雑誌を手に取るなり、泣き出した。

〜たとたん

【文法解説】

ある動作の直後に、予想外の出来事が起こる。驚きの気持ち。

【例文】

  • ドアを開けた途端、目の前に石があってつまづいた。
  • スマホを切ろうとしたとたん、他の人からまた電話があった。

ポイント

どちらも「ある行動の直後に、予想外のことが...」という点では同じ。

〜なり」には、その人なりの理由があっての行動だが、周囲には理解できずびっくりする印象を与える。

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