学習者から「もっと日本語の本が読みたい!」というリクエストがあった。
オンラインで読める読み物、色々ある気がするけど、まとまったリストがないかな。
そんな先生方のお役にたてるよう、日本語学習者におすすめできる読み物サイトを集めてみました。
中にはPDF形式でダウンロードできるものや、字のサイズを変更できる本もあります。
ブログ・オンライン記事
MATCHA
やさしい日本語でかかれた記事を読むことができます。日本旅行に便利な情報から、日本の伝統やビジネスマナーなど、幅広いトピックを取り扱っています。
少し上のレベルの学習者は、下記ページからふりがななしの記事を読むことができます。
NIHONGOBLOG
日本語の日記が読めるブログ。日本文化や、日常生活に基づいた記事が多くあり、身近なトピックの日本語記事を読みたい学習者におすすめ。ジャンル別で記事を選ぶこともできます。
1つの記事に初級向け、中級向け、ふりがななしの3つのレベルが用意されており、PDFのダウンロードも可能。
種類も豊富でとてもありがたいです。
日本語の読み物ショートストーリー
Yuriさんという方が作っている、主に初級向けのショートストーリーです。
朗読された音声もついており、学習者が読み方を確認することができます。
モデル音声であれば1分程度で読み終わる、ショートストーリー。さっと読む練習をしたい人におすすめです。
物語・絵本
読み物いっぱい
手作りの読み物がレベル別で公開されています。
最初のページではレベル別に数冊表示されているんですが、各レベル名をクリックするとその他の本が見られます。
物語がPDFでダウンロードできるだけでなく、朗読された音声をダウンロードすることも可能です。
音声をウェブ上ではなくダウンロードして聞かせたいという方は、いいのではないでしょうか。
多言語絵本の会Rainbow
朗読音声を聴くことができ、今どこを読み上げているのかマーカーで示してくれるという便利サイト。
行間や文字サイズ、背景の色なども自由に変更できるので、学習者が自分の好きな設定を選択し読むことができます。
ルビの設定も小学校の学年別から中学生、ルビなしなど細かく分られています。
(ChattyBookという表記がない本は、YouTubeの動画に飛びます)
KCよむよむ
多読用図書として公開されており、『まるごと』の文法項目・語彙をもとに入門・初級・初級中にレベル分けされています。
PDFでダウンロードできる他に、朗読された音声も聴くことができます。
印刷して冊子にするための「製本用」もPDFが別で用意されています。
にほんごたどく
本の種類が豊富で、「無料」「ルビつき」「朗読音声付き」などがアイコンで示されていてわかりやすいです。また、本を一覧で見た時に、簡単なあらすじが載っているのもポイント。
さらに、それぞれの本の感想を投稿したり読んだりすることができ、それを授業活動に取り入れるのも楽しそうです。
日本語学習読本
やさしい日本語で書かれた読み物がレベル別に紹介されています。オンライン上で読むのではなく、PDFをダウンロードする形で配布されています。
レベル別読み物というタブをクリックすると、読み物の一覧が現れます。
たどくのひろば
「読み物」というタブを開くと、「ちょっとストーリーズ」「現代社会再考」「試験対策」の3つのカテゴリーから読み物を選ぶことができます。
挿絵は白黒でシンプル。ふりがななし/ありを選択でき、朗読音声もあります。
また、数はそれほど多くありませんが、「試験対策」として日本留学試験や日本語能力試験の読解に出てくるような読み物も公開されています。
ニュースサイト
News Web Easy
スクリプトを見ながら音声を聞いたり、ふりがなをボタン1つで消したりできて、非常に便利なニュースサイトです。
日本語の授業にやさしい日本語でニュースを取り入れたい方におすすめです。
記事の一番下にある「普通のニュース」ボタンを押せば、通常のNHKニュースサイトにいきます。
日テレNEWS24
こちらはやさしい日本語ではなく、通常のニュースサイトです。
中上級者向けの教材として使うことができます。
実際のテレビ報道を動画で見ることができるため、スクリプトを読むだけでなく、聴解の練習などにも応用できます。
読み物教材に使える書籍
オンラインでアクセスできる読み物以外にも、読み物の書籍を持っておくと便利です。
にほんごよむよむ文庫は、レベル0〜4まであり、各レベルVol1〜3ずつ用意されています。1つのボリュームに5〜6つずつ物語が入っているので、全部購入するとすれば70以上の読み物が手に入るということになります。
以下にそれぞれのレベルのVol.1を載せてみました。
もし気になるものがあればクリックしてみてください。アマゾンであれば「よく一緒に購入されている商品」のところに、同じレベルの他のボリュームも出てきます。