概要
「何が一番〜ですか?」という最上級の練習をする際に、Jeopardy(ジェパディ)というゲームを導入しました。
ゲームをするだけではなく、内容に時事問題や地理問題などを入れると、日本語を通して見聞を広めることにもつながります。
Jeopardy(ジェパディ)とは?
こんなパネルを用意するのですが、基本的にはトリビアクイズです。
まずどのカテゴリーのどのポイントの問題に答えたいかを宣言。その問題に正解すれば選んだ数字のポイントがもらえ、ハズレならポイントはもらえません。合計の額で競います。
準備物
Jeopardyのスライド
以下からダウンロードできますが、問題の内容は地域や学生の層によって変更してください。
実施方法
①グループ分け
1グループ3〜4人で分けます。この時、各グループに名前をつけておきます。
スライドも1番最初の表紙を出しておきます。
② カテゴリー名説明
以下のメインスライドを表示します。
ちり、れきし、ぶんかの語彙が未習であれば紹介し、カテゴリーを理解してもらいます。
③問題に答える
グループAがまず、答えたい問題のカテゴリーと番号を宣言します。
「ぶんかの100!!」
教師はスライドの「ぶんか100 」をクリック。そうすると、問題が現れます。
グループAは、相談して答えを考えます。
この時、あまり時間がかかりすぎないよう、「10秒で答えましょう!」と制限時間を決めておくのがおすすめ。
答えが決まったら、全員で言ってもらいます。そこで次のスライドへクリックすると、答えが現れます。
合っていれば、この場合は 100を選んだので、100ポイントもらえるというわけです。
ポイントが高い問題は、内容が難しくなります。安全に小さいポイントを稼ぐチームもあれば冒険するチームも出てくる点は興味深いです。
スライドで答えを出したら、スライドの下部分にある矢印をクリックして、最初のメインスライドに戻ります。
そして次はグループBが解答権を得るという方法です。
この時、すでに答えた問題は答えられないので、教師が手元ですでに答えられた問題はメモを取っておくとといいと思います。
オンライン授業への導入
Jeopardyをオンライン授業で導入したい場合は、Flippityというツールを使うと便利です。
FlippityでJeopardyゲームを作る方法は、こちらの動画で解説をしています。
ポイント
時間は調整を
全ての質問に答えようとすると、それなりに時間を要します。時間内で終わるように、最初から「3巡するだけです。各グループはチャンス3回ずつのみですよ!」と決めておくといいと思います。
内容の選定
日本に関わる問題はもちろんのこと、学習者の自国に関する問題を入れても意外と知らないこともあります。
自国のことであっても、「知らなかった!」「○○だと思ってたら、違った!」といった反応もあります。
日本語の学習を通して、自国の文化や歴史について再認識するいいきっかけともなるので、取り入れてみる価値ありのアクティビティです。