【活動・教材リスト】第41課|みんなの日本語 初級2

文型リスト
  1. 〜をいただきます/〜をくださいます/〜をやります
  2. 〜ていただきます/〜てくださいます/〜てやります
  3. 〜てくださいませんか

新出単語

この課の語彙ではないが、必要なので「先輩、後輩、課長、部長、上司、部下」も導入しておくとよい。

  • お祝いにもらう
  • お見舞いにもらう
  • 結婚祝いにもらう

など「N(in memory of)にV」のフレーズもここで練習してしまう。

文型1:Nをいただきます/くださいます/やります

Nをいただきます

導入

「〜をもらいます」の復習から入る。

T:みなさんは誕生日に何かもらいましたか。

S:はい、時計をもらいました。(財布を/お金を)

T:いいですね。誰にもらいましたか?

S:妻にもらいました。(子供に/友達に)

T:よかったですね。

日本語教育文型あげる/くれる/もらう導入スライド(イラスト)

T:みなさんは、この人(中心の人)です。父に?

S:父にマフラーをもらいました。

T:姉に?

S:姉に花をもらいました。

T:友達に?

S:友達に靴をもらいました。

日本語教育文型いただく導入用スライド教材イラスト

T:これは、誰ですか。(一人ずつ指で示して確認)

S:先生、課長、先輩です。

T:先生に、本を?

S:もらいました?

T:先生に本をいただきました。

S:先生に本をいただきました。

T:課長に?

S:課長にかばんをいただきました。

T:先輩に?

S:先輩にシャツをいただきました。

T:先生、課長、先輩、自分よりstatus/positionが上の人には、「いただきました」を使います。

練習

■本冊 練習B-1

Nをくださいます

導入

(物の絵が書いてあるアイテムカードをいくつか用意しておく)

T:S1さん、もうすぐ誕生日ですね。S2さん、S3さん、S1さんにプレゼントをあげてください。

T:(アイテムカードをS2とS3に1枚ずつ手渡す)

S2/S3:S1さん、どうぞ。

S1:ありがとう。

T:S1さん、みなさんはS1さんが何をもらったか知りたいです。誰が何をくれましたか。言ってください。

S1:S2さんが靴下をくれました。(アイテムカードを見せながら)

S1:S3さんが、時計をくれました。

T:よかったですね。では、もう一つ、先生からもプレゼントです。どうぞ。(ペンのアイテムカードを渡す)

S1:ありがとうございます。

T:S1さん、言ってください。先生が ペンをくださいました。

S1:先生がペンをくださいました。

T:「くれます」家族や友達が私にくれます。「くださいます」上司、先輩、先生、status/positionが上の人が私にくれます。

練習

■本冊 練習B-2

Nをやります

導入

T:みなさんはペットを飼っていますか。

S:はい、犬を飼っています。

T:じゃぁ、毎日えさを....

S:あげます。

T:あげます、もいいです。でも、「やります」もいいです。毎日犬にえさをやります。

S:毎日犬にえさをやります。

T:それから、私のうちには花があります。毎日水を?

S:やります。

T:毎日花に水をやります。

S:毎日花に水をやります。

T:ペット、花、自分よりstatus/positionがしたですから、「やります」が使えます。

S:でも先生、ペットもとても大切です!

T:そうですね。だから最近はペットや花にも「あげます」を使う人が多いです。

S:「やります」は使わなくてもいいですか?

T:使わなくてもいいです。でも、聞いてわかることは大切です。

練習

■本冊 練習B-3

ゲーム・活動

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文型2:Vていただきます/てくださいます/てやります

Vていただきます

導入

「〜をいただく」の復習から入る。

T:この絵、覚えていますか。もう一度確認しましょう。私は..?

S:先生に本をいただきました。(課長、先輩もさっと確認)

T:本、かばん、シャツ、これは「物」ですね。

T:みてください。(キーワードを指差し)

S:日本語を教えます、説明しますす、ノートを貸します。

T:これは「物」のですか?

S:いいえ、アクションです。

T:アクションは「〜て形+いただきます」を使います。

T:先生に?

S:先生に日本語を教えていただきます。

T:課長に?

S:課長に説明していただきます。

T:先輩に?

S:先輩にノートを貸していただきました。

練習

■本冊 練習B-4

■会話練習

  • 結婚式をしたことがある人は、先輩や会社の上司に、結婚式でどんなことをしていただきましたか。
  • 結婚式をしたことがない人は、先輩や上司にどんなことをしていただきたいですか。

Vてくださいます

導入

(学生にペンを渡し)

T:S1さんは先生にペンをもらいましたね。S1さん、先生が....で言ってください。

S:先生がペンをくださいました。

T:ペン、物ですね。アクションの時は「て形+くださいました」を使います。

T:先生/発音を直します。

S:先生が発音を直してくださいました。

練習

■本冊 練習B-5、C-1

C-1は少しアレンジした会話練習にしても良い。

A: 初めて日本に来た時、大変だったでしょう。

B:ええ、でも____が助けてくださいました。

A:そうですか。

B:はい、よく_____てくださいました。

A:Comment.

Vてやります

導入

T:私にはとても小さい弟います。お正月にお年玉をあげます。でも、「弟」は下ですから....?

S:弟にお年玉をやります。

T:お年玉、物ですね。では、アクションはどうですか?弟に「勉強をおしえます」

S:弟に勉強を教えてやります。

T:いいですね。

「〜てあげる」助詞に注意

「〜てやります/〜てあげます。」を使う時、助詞に注意してください。パターンが3つあります。

文型練習帳Ⅱ』のp.108に分類された表が載っているので、それを見ながら文作成練習をするといいと思います。

練習

■本冊 練習B-6、C-2、B-7

ゲーム・活動

【ていただく・くださる】感謝のメッセージカードを書こう

身の回りにいる感謝したい人に、メッセージ ...

https://edujapa.com/mikke/grammarbetsu/tekudasaru/

文型3:〜てくださいませんか

導入

T:文法がわからない時、先生に聞きます。「先生、文法を教えてください」丁寧に言いましょう。

S:文法を教えていただけませんか。

T:「〜ていただけませんか」いいですね。もう1つ言い方があります。「文法を教えてくださいませんか」。

S:文法を教えてくださいませんか。

T:「〜ていただけませんか」が一番丁寧です。どんな人に使いますか?

S:社長ですか?

T:そうですね、社長や知らない人に使うといいでしょう。先輩や先生には「くださいませんか」でもいいですよ。

練習

■本冊 練習B-8、C-3

ゲーム・活動

▶︎『みんなの日本語』文型・活動一覧は以下から。